藤井聡太六段が師匠杉本昌隆七段と対局!結果はどうなった?

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公式戦13連勝中の藤井聡太六段が、ついに師匠の杉本昌隆七段との公式戦初対局が実現しました。師匠と弟子では年齢差もさることながら実績にも差があるのが一般的なので、こんなに早く実現することは稀です。そこで今回は、師匠との初対局を取り上げ、結果はどうなったのかをまとめました。

藤井聡太六段の師匠杉本昌隆七段とは?

順位戦はC級1組に所属

今期は不調だったためC級1組へ降級となりましたが、将棋プロの格を決めるリーグ戦である順位戦ではB級2組に所属していました。

2008年度には、在籍していたB級1組で8勝4敗の成績で、将棋トッププロのシンボルである「A級在籍」まであと1勝に迫ったこともある、実力者です。

過去の主な戦績

藤井聡太六段のような華々しい戦績はありませんが、主要な棋戦(将棋プロが参加する大会・タイトル戦)でいくつかの成績を残されています。

藤井聡太六段が「六段昇段」を決めた大会として知られる「朝日オープン将棋選手権」では、最終的には準優勝になったものの2001年に決勝まで進出しました。

そのほかにはタイトル戦である竜王戦のランキング戦で、一番上位のクラスである「1組」での在籍経験もあります。

Eテレで毎週日曜日の午前中に放送されることで知られている「NHK杯テレビ将棋トーナメント」では、1998年にベスト4進出を果たしています。

藤井聡太六段との関係は?

弟子入りして約6年

将棋プロになるには、将棋プロ棋士の養成機関である「奨励会」へ入ります。

「奨励会」へ入る時には、将棋プロに師匠になってもらう必要があるのですが、その師匠が杉本昌隆七段でした。

藤井聡太六段が奨励会に入ったのは小学校4年(2012年)なので、6年近くの関係になります。

指導方針

藤井聡太六段の才能が尋常ではないレベルであることは、すでに多くの棋士が認めていますが、杉本七段は出会った当初からそう感じてらっしゃったそうです。

自分で考えることの大切さを伝えたいとの思いもあるのでしょうか、あれこれ指導はしない方針を徹底しているようです。

常識的な教えはかえって、やらない方がいいと思いましたので、あまり技術的なことは控えました

出典:スポーツ報知

個人競技でトップへ上り詰めるには、自分で考え、自分で困難と立ち向かっていく必要があるのですが、口を挟まないことが良い指導になっているのかもしれません。

師匠の考えと合わない場合は、「そうですかね」と言って納得しないという逸話からも、藤井聡太六段が確固たる自分を持っていることが垣間見えます。

対局の結果はどうなった?

実は2局を1日で指した

3月8日に行われた「王将戦」と言われるタイトル戦の予選で、師匠の杉本昌隆七段との対局が実現しました。

将棋は必ず勝ち負けが決まると思いがちですが、実はそうではありません。

引き分けになるパターンが2つあります。

1つは、相手の陣地へ双方の王様が逃げ込んでしまい、もはや捕まえられない状況になったら引き分けになるというルールで、「入玉」「持将棋」と言われます。

もう1つは、千日手と呼ばれるもので、以下で解説します。

千日手とは?

将棋で同じ局面が4回現れると、引き分けとなり、先手・後手を入れ替えて対局し直すというルールです。

互いに違った動きをすると不利になってしまうので、同じ局面にせざるを得ない時に現れます。

将棋は、プロの間では後手番がやや不利とされていますので、後手番の将棋プロは、意図的に千日手の局面へ持っていくこともあると言われています。

藤井聡太六段が勝利

1局目

師匠杉本昌隆七段の得意戦法である「中飛車戦法」で対局が始まりましたが、中盤に同じ局面が4度現れて、千日手が成立しました。

2局目

1局目は師匠の杉本昌隆七段が先手だったので、指し直しの2局目は藤井聡太六段の先手で始まりました。

戦型は、杉本七段の得意戦法の1つである「四間飛車戦法」で始まりました。

端っこに王様を囲う穴熊戦法を匂わせる藤井聡太六段に対して、過去に竜王3連覇を果たしたことがある藤井猛九段が編み出した「藤井システム」模様の戦型を杉本七段が見せます。

最終的に藤井システムにはならず、穴熊戦法の弱点である隅っこの筋へ杉本七段が攻勢をかけました。

杉本七段の攻勢を、年齢に似合わぬ老獪な受けで凌いだ藤井聡太六段が、最後は杉本七段の王様を詰みに打ち取り、公式戦14連勝を決めました。

次の対局は?

3月15日に、三枚堂達也六段とC級2組の順位戦が行われます。

既にC級1組への昇級を決めており、来期のリーグ順位にも関係がない消化試合ではありますが、おそらく今までと変わらずに全力で挑まれるでしょう。

将棋界に関するあらゆる情報を発信していきます。

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