【谷川浩司永世名人】ライバル羽生との対戦成績は?七冠許した思いと光速の寄せの評価に迫る!

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プロ棋士なら誰でも憧れる「名人」を、史上最年少21歳で獲得した谷川浩司永世名人。今もトップを走り続けるライバル羽生二冠との、タイトル戦での幾多の激闘や、切れ味抜群の光速の寄せは、ファンを虜にしました。一方で七冠を許したことや対戦成績では、誰よりも悔しさを味わってきたことは想像に難くありません。そこで今日は、「谷川浩司永世名人」を取り上げました。







谷川浩司永世名人とは?

史上最年少名人

名人になるには、順位戦という5つのリーグを勝ち抜かないといけません。

将棋順位戦とは、名人の挑戦者だけでなくプロ棋士の格・ランクを決めるリーグなので、毎年様々な人間ドラマが見られます。ファンの注目度も高いので、「昇級」「降級」(降級点)そして「段位との関係」を知りたいという声も多く聞かれます。今回は、「順位戦の仕組み」にフォーカスを当て、A級・B級1組・B級2組・C級1組・C級2組別に昇段の仕組みとともに解説します。

それだけでなく、プロになるには1年に2回開催される「三段リーグ」で原則上位2名に入らないといけません。

アマチュアからプロになるには、大抵6級で「奨励会」という組織に入会し、そのトップが「三段」なのです。

「なんだ、6級なら簡単じゃん!」と思ってしまいますが、それは大きな勘違いです。

概ねアマチュアトップの五段・六段と、プロ育成組織の6級が同じくらいのレベルと考えて下さい。

今日の主役の谷川浩司九段は、そんな大変な道をわずか21歳という若さで上り詰めてしまったのです。

光速の寄せ

将棋には、序盤・中盤・終盤がありますが、強さに直結するのは、何と言っても「終盤の力」、勝ち切る力です。

谷川浩司九段は、その終盤力がピカイチで、「まさか」というタイミングからあっという間に王様を打ち取ってしまう、「光速の寄せ」が代名詞です。

プロ棋士の評判で最も印象的で、かつ最も的を得ているのは、島朗九段の「なんだ、この手は?」でしょう。

谷川浩司九段の数ある「光速の寄せ」の中でも、「永世名人」を賭けた羽生善治さんとの名人戦で放った「ただ捨ての桂馬」が最も有名なのですが、その対局の解説者が島朗九段だったのです。

プロ棋士も指された瞬間は意味がわからない・浮かばない終盤の一手を指すことができる、それが谷川浩司九段の最大の強みです。




羽生善治 宿命のライバルとの激闘

羽生善治との対戦成績

羽生二冠には、何人ものライバルがいますが、キャリア初期のライバルといえば、何と言っても谷川浩司九段でしょう。

年齢は谷川浩司九段の方が8つも上で、羽生さんが小学生名人戦を戦った時の解説者を務めていたなどの逸話がありますが、対戦成績「62勝103敗(谷川から見て)」という超絶的な記録が物語るように、立派なライバル関係です。

合計165局も指していて、歴代上位3位です(1位は中原誠vs米長邦雄の187局)。

森内さんの記事でも書きましたが、羽生さんと165局も戦ったこと自体が、とてつもない記録なのです。

羽生善治の七冠

vs羽生の負け越し数が多いので、谷川浩司九段の強さに誤解を与えてしまいかねませんが、実は羽生さんとはタイトル戦で「22回」も戦っています。

タイトル戦での対戦成績こそ6勝16敗とタブルスコアですが、一度出るだけでも難しいタイトル戦の舞台に22回も立っているのは、超絶的な記録です。

羽生さんの活躍があまりに凄いので霞んでしまいますが、羽生さんがスターダムにのし上がる前は、七つあるタイトルのうち四つを占める「四冠王」で、時代の覇者でした。

そんな谷川浩司九段も、羽生さんの凄まじいばかりのスピードでスターダムにのし上がってきて、瞬く間にタイトル数が逆転し、タイトルが「王将」のみになりました。

一方の羽生さんは史上初の「六冠」を達成し、最後のタイトル「王将」への挑戦権も手にします。

前評判は羽生六冠有利で、通常は見向きもしなかったような報道陣も大挙して王将戦へ駆けつけ、大注目の中、王将戦が始まりました。

勝負は最終局の第7局までもつれ込み、しかも引き分けの指し直し局となり、最後は谷川王将の防衛という結果になりました。

しかしここでくじけないのが羽生さんの凄さ。

翌年六つのタイトルを全て防衛するという超絶的なことをやってのけ、再び「王将」へ挑戦してきました。

今度は凄まじいばかりの羽生さんの勢いになすすべもなく、四連敗で「七冠」を許してしまったのです。

谷川浩司と羽生善治と名人戦

そんな谷川さんも、「世間の喝采を背中で浴びる」という屈辱が、何かを吹っ切れさせたのかもしれません。

その後の竜王戦と名人戦で羽生さんから立て続けにタイトルを奪い、残り1期に迫っていた「永世名人」の称号を手にしたのです。

このほかにもたくさんの激闘が羽生さんとの間では繰り広げられましたが、谷川ファンから見た「谷川vs羽生」のハイライトは、上記の1回目の王将戦と、この名人戦と言えるでしょう。

谷川さんは、まだB級1組で奮闘されており、羽生さんとの再対決がなくなった訳ではありません。

羽生さんとの再びのタイトル戦を願ってやみません。







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