鈴木肇アマ名人の将棋プロ棋士への挑戦!リアルタイム速報まとめ

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奨励会を退会後、アマ名人とアマ王将を獲得されている鈴木肇元奨励会三段。雌伏の時を経て、プロ編入試験受験で将棋プロ棋士を目指されることを宣言されました。挑戦のリアルタイム速報をまとめました。







鈴木肇アマ名人が将棋プロ棋士への挑戦を宣言!

三段まで到達もプロ入りはならず

現在はアマチュアの世界で活躍されている鈴木肇アマ名人は、かつては奨励会に在籍され、三段まで到達されていました。

しばしば報道で奨励会にスポットライトが当たるのでご存知の方も多いと思いますが、奨励会では厳しい年齢制限があります。

満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれなかった場合は退会となる。

出典:日本将棋連盟

誕生日は本来嬉しい日ですが、奨励会でしのぎを削る身の方はタイムリミットを意味するので、決して嬉しい日ではないでしょう。

ただ、26歳になっても三段リーグで勝ち越せば、救済規定として29歳までは延長在籍が認められています。

そんな26歳をめぐって、鈴木肇アマ名人は壮絶な対局に挑まれました。

筆者の文章力では当時の模様がうまく伝わらないので、専門家の力(出典)を借りることにしました。

鈴木は、最終局に勝てば生き残れるというところまでこぎつけた。実はこの期、鈴木と同じような立場の三段がいた。それが宮本広志である。宮本は、最終局に勝てば、生き残るという点まで一緒だった。そして、何ということか。9勝8敗同士、勝ち越しを決めれば三段リーグに残れる鈴木と宮本は、最終18局目で対戦することが決まっていた。負けた方が、奨励会退会となる。(中略) 結果は残酷なまでに明白だった。「宮本、10勝8敗。鈴木、9勝9敗。」わずか星1つの差で、両者の運命は大きく分かれた。勝ち越した宮本は、奨励会員として生き残った。敗れた鈴木は、12年在籍した奨励会の退会が決まった。鈴木と宮本による、三段リーグ最終戦での運命の一戦には、続きの話がある。鈴木との死闘を制した宮本は、次の2013年度後期の三段リーグで白星を重ねた。そして13勝5敗という好成績をあげ、四段に昇段している。

出典:文春オンライン

無念の感情は察してあまりあるでしょうが、長い雌伏の時を経て、鈴木肇アマ名人は再びプロ棋士の挑戦へ歩みを始められました。

将棋教室を開催

奨励会を退会後の鈴木肇さんは、横浜市青葉区で森内俊之九段とともに将棋教室を開催され、アマチュアの指導にあたられています。

夏には、奨励会時代から親交の深い同世代の将棋プロ棋士や女流棋士の方々と一緒になって、「はじめ将棋合宿」という塾の夏合宿のような?イベントも毎年開催されているようです。

お人柄が小学生たちの気持ちを掴んで離さないのでしょう、相当な人気プロジェクトのようです。

現在は、横浜市内で2つの将棋教室を運営されていて、門下からは奨励会員も出ているそうです。

現在は横浜の吉野町で「はじめしょうぎ教室」、青葉区で「青葉はじめしょうぎ教室」の講師を務めている。「最近は人も増えてきました。おかげさまで今は楽しく将棋を教えています。教え子がもう10人ぐらい奨励会に入っています。」

出典:文春オンライン

アマチュア王将位大会

年齢制限による無念の奨励会退会の後、そんな日々の活動から徐々に気持ちを立て直されたのでしょう。

アマチュアタイトル戦への出場をスタートされました。

こんな気概で、心中ひそかに闘志を燃やされていたようです。

子どもたちに刺激を受けて、『先生もちょっと強いところを見せようかな。負けられへんな』と思っています

出典:文春オンライン

2015年に行われた第32回アマチュア王将位退会で、優勝を果たされたのです。

ちなにみプロを目指すには、アマチュア大会での優勝は欠かせません。

プロ編入試験の受験資格には、「プロとの公式戦の成績での勝率」が掲げられています。

なので、アマチュア大会でいい成績を収めて「プロ公式戦の出場資格」をゲットしないと、そもそもプロとの対局も叶わないからです。

アマチュア名人戦

次のタイトルは、2018年のアマチュア名人戦でした。

全国大会予選を2連勝でクリアした後、決勝トーナメントも5連勝で駆け抜けて、2つ目のアマタイトルを獲得されました🎉

将棋プロ棋士への挑戦を宣言!

これまでは明言されていませんでしたが、先日の文春オンラインのインタビューではっきりと明言されました。

改めて鈴木に尋ねてみた。これから再びプロ棋士を目指すつもりはありますか、と。

「え? 私ですか?」

鈴木は照れたように笑った。

「ええ、そうですね。はい、目指そうと思っています。また最近、将棋の勉強をはじめました。欲が出てきて、また頑張ろうかな、と思っています」

出典:文春オンライン

羽生善治九段や藤井聡太七段のようなスーパーヒーローが、数々の記録を樹立していく様を見るのは、「すごいなぁ」と感動を与えてくれます。

でも、鈴木肇アマ名人のように一度絶望の淵まで落ちた方が、そこから這い上がって夢を成就する姿にも、スーパーヒーローたちの物語の感動とは違った味があって、心を揺さぶられます。

鈴木肇の人気を広瀬竜王が分析!

鈴木肇アマ名人はファンの間でも人気です。

その「人気ぶり」を、広瀬章人竜王を交えて分析されたイベント(?)があったようです。

この分析に対して、鈴木肇アマ名人はこのように返されています。

広瀬章人竜王の分析にも、鈴木肇アマ名人の返しにもお人柄が出てますね。

プロ編入試験への道をリアルタイム速報

プロ編入試験の受験資格

年齢制限による退会後に将棋プロ棋士になるには、「プロ編入試験」か「三段リーグ編入試験」のいずれかの道を通る必要があります。

このうち、プロ編入試験については、以下のような受験資格が設けられています。

現在のプロ公式戦において、最も良いところから見て10勝以上、なおかつ6割5分以上の成績を収めたアマチュア・女流棋士の希望者

出典:日本将棋連盟

つまり鈴木肇アマ名人は、以下のような取り組みを当面は続けていくことになります。

  • アマチュア大会で優勝して「プロ公式戦」の出場資格を得る
  • プロ公式戦で可能なかぎり白星をたくさん稼ぐ
  • 上記の条件を満たした時点で編入試験を受験する

アマチュア大会は大半がトーナメントなので、1回でも負けたら「その年は終了」です。

厳しいチャレンジですが、当面はこういった地道な取り組みを続けることになります。

アマチュア将棋大会の成績まとめ

全国アマチュア将棋レーティング選手権全国大会 (2019)

プロ棋士の受験資格とは関係がない模様ですが、5月3日に三重県で行われた大会に出場されました。

初日は少々厳しい結果だったようで、2日目(?)に向けて決意をツイートされています。

坂田三吉名人杯将棋大会2019

坂田三吉名人杯の将棋大会に出場されるようで、5月18日から関西へ行かれています。

大会の結果は「優勝」でした。

おめでとうございます!🎉

将棋プロ棋士との対戦成績まとめ

鈴木肇アマ名人の、これまでのプロ棋士との対戦成績をまとめました。

年度 成績
2015 1勝1敗
2016 0勝1敗
2018 1勝1敗
2019 0勝1敗

※奨励会退会後

直近だと、棋王戦で負けてしまったので、出場資格をゲットしている叡王戦でどれだけ白星を積み上げられるかが当面の注目ポイントになります。

叡王戦1回戦は山本博志四段!

叡王戦四段戦の組み合わせが公表され、1回戦の相手は山本博志四段に決まりました!

まとめ

アマチュアの立場だと、そもそも公式戦出場権をゲットするのも時間がかかる大変な作業です。

でも、地道な作業の積み重ねが「将棋プロ棋士」に繋がっていることもまた事実です。

当ブログでも参考にさせて頂きましたが、鈴木肇アマ名人について特集された「文春オンライン」の記事の最後は、以下の文章で結ばれています。

鈴木肇はいま、31歳。まだ何も、終わってはいない。いまはまだ、始まったばかりだ。

出典:文春オンライン

まさにその通りだと思うので、これからも鈴木肇アマ名人の動向をしっかりウォッチしつつ、応援したいと思います。

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