三段リーグが開幕 見どころは?

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将棋プロ2枚の切符をかけた戦い「三段リーグ」が4月28日から開幕します。今日は、対戦カードを元に、見どころをまとめてみました。

四段昇段へ必要な成績

過去の実績のおさらい

最近4回の三段リーグ卒業者の成績を並べてみました。

1位 2位
17年後期 長谷部 浩平 14勝4敗 池永 天志 14勝4敗
17年前期 齋藤明日斗 14勝4敗 古森悠太 12勝6敗
16年後期 西田拓也 15勝3敗 杉本和陽 12勝6敗
16年前期 藤井聡太 13勝5敗 大橋貴洸 12勝6敗

どんなすごい人でも3敗しているので、三段リーグで全勝しないとプロになれないわけではありません。

いま無敵の感がある藤井聡太六段でも、三段リーグでは5敗しているのです。

勝率でいうと.730前後をキープできれば、昇段(ないし昇段戦線)に食い込むことができます。

四段(将棋プロ)になるためには?

原則は、「三段リーグで、成績上位2位以内に入ること」です。

ただ「例外」もあって、上位3位に2回入れば四段になれます。

これを次点制度というのですが、以下の限定文言が付いていて、10年以内にこの成績を収めないと、引退させられてしまうのです。

良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上

出典:日本将棋連盟

今までにこの制度を使ってデビューした将棋プロの方は以下の5名ですが、いずれも所定の要件を満たして、順位戦(C級2組)へデビューされています。

  • 伊奈祐介
  • 伊藤真吾
  • 渡辺正和
  • 渡辺大夢
  • 佐々木大地

ちなみに、今回3位になれば次点制度を適用できる方は以下のとおりです。

  • 服部慎一郎(リーグ順位1位)
  • 黒田尭之(リーグ順位2位)
  • 甲斐日向(リーグ順位3位)
  • 谷合廣紀(リーグ順位8位)

特に甲斐三段は25歳と年齢制限が迫ってきているので、今期こそはの思いが強いでしょう。

順位上位の対戦カード

リーグ所属者の構成

リーグを卒業してプロになれるのが原則2名ということもあり、三段リーグにはたくさんの方が所属されています。

63期の三段リーグのリーグ表を見てみると、37名いらっしゃいました。

上位1割に入っても、プロになれないんですね・・・。

次点1をもっている方の対戦カード

このブログでは、過去に次点を1回取られた方を「次点1」と表現していますが、その方に注目するのは、「強い方、四段に近い方」という見方をしているからです。

同じような実力を持った37人もの三段の中で、3位に入るのは並大抵ではありません。

全部書くとキリがないので、注目の4カードに絞って見ました。

服部三段 甲斐5月 黒田5月 谷合7月 西山8月
黒田三段 甲斐4月 冨田6月 西山8月 谷合8月
甲斐三段 黒田4月 冨田5月 服部5月 西山8月
谷合三段 服部7月 西山7月 貫島8月 黒田8月

服部三段

前期は昇段した二人と同じ成績ながら、順位の差で昇段を逃しました。

心に期するものがあるでしょうが、対戦相手は、次点をもっている他の3人と全員当たる組合せになりました。

この他、初めての女性棋士を目指す西山三段とも、8月に対戦が組まれています。

【関連記事】

西山朋佳が女性棋士になるのはいつ? 三段リーグの結果は?

黒田三段

次点1の三段のうち、2名と当たります。

その他、西山三段との対戦も8月に予定されています。

甲斐三段

前半にリーグ順位上位/次点1三段との対戦が続き、8月には西山三段との対戦も予定されています。

谷合三段

リーグ後半に、次点1三段やリーグ順位上位の三段と対戦が予定されており、7月には西山三段との対戦も組まれています。

西山朋佳さんは?

注目の三段の対戦カードで全て名前が出てきたとおり、今回はリーグ順位上位の方との対戦が、特に後半に続きます。

いずれの三段も強敵には違いありませんが、リーグ前半・中盤まで1敗をキープし、後半からの対戦に臨めれば、昇段の線も見えてきます。

なお、18年5月6日の結果を、以下の関連記事で更新しています。

西山朋佳さんは女性で唯一奨励会三段リーグに所属していますが、プロ公式戦や女流タイトル戦にも出場しています。そこで、西山朋佳三段のプロ公式戦・女流タイトル戦と奨励会の成績をまとめました。

将棋界に関するあらゆる情報を発信していきます。

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