藤井聡太七段と豊島将之名人(三冠)の成績を比較してみた!第3回

Pocket

三冠を制して飛ぶ鳥を落とす勢いの豊島将之名人(三冠)と、藤井聡太七段の成績・戦績を比較するとどうなるのでしょうか?シリーズの第3回は「昇段スピード」について解説します。







藤井聡太七段と豊島将之名人(三冠)の成績を比較 第3回

将棋プロ棋士の段位

段位はレーティングと違って必ずしも、「現在の強さ」を示すものではありませんが、一定の成績や実績を上げないと昇段できません。

そういった意味では段位は、「これまでの実績」を示す指標になります。

ただ、昇段規定は時代によって変わっているので、時代が後の人ほど昇段はしやすくなっているので、昇段スピードの評価に際しては、その点は割り引いて考える必要があります。

四段から五段への昇段

将棋プロ棋士になると、まずは四段からスタートして順位戦はC級2組に所属します。

そこから、どれくらいのスピードで抜け出るかが「注目度」に直結してきます。

藤井聡太

「四段&C級2組」からの卒業は、1年4ヶ月で果たされています。

昇段理由は「順位戦C級1組への昇級」で、何と10連勝で昇級を決めています。

豊島将之

2年1ヶ月で昇段を果たしており、「竜王戦ランキング戦の2期連続昇級」が昇段理由です。

五段から六段への昇段

六段まで昇段すると、「中堅」の風格が漂ってきますが、お二人ともかなり早いタイミングで六段への昇段を決めています。

藤井聡太

たった16日間という驚異のスピードで、六段への昇段を決めています。

これは、すべての棋士が参加する公式戦の一つ「朝日杯」で優勝したためです。

プロ棋士デビューから1年ちょっとで優勝を果たしてしまうあたりに、末恐ろしさを感じます。

豊島将之

1年6ヶ月で昇段を果たしています。

昇段理由は「タイトル戦(王将戦)への挑戦」です。

早くから「タイトルを獲る器」と目されていた通りのスピードでしたが、ここから初タイトル獲得まで少なからずご苦労されることになります。

六段から七段への昇段

藤井聡太

凄まじい勢いで昇段していきますが、七段へもたった3ヶ月で昇段を果たします。

昇段理由は、竜王戦ランキング戦の2期連続昇級です。

ちなみに、(この記事を執筆時点で)あと一勝で3期連続昇級になります。

豊島将之

1年4ヶ月で七段への昇段を果たされます。

昇段理由は、「竜王戦ランキング戦2期連続昇級」です。

藤井聡太七段と比べるとどうしても色褪せて見えてしまいますが、十分すごいスピードです。

七段から八段への昇段

豊島将之名人は、4年11ヶ月で八段へ昇段されています。

昇段理由は、A級への昇級です。

今も昔も、「A級=トッププロ棋士」という評価は変わらないので、豊島将之名人はプロ入りから10年で、トッププロ棋士への仲間入りを果たされたことになります。

藤井聡太七段はまだ八段へ昇段されていませんが、今年の秋-冬に開催される竜王戦で挑戦者になって、広瀬章人竜王から竜王位を奪えば

「藤井聡太竜王(八段)」

が誕生することになります。

竜王戦ランキング戦4組の決勝まで勝ち進んでいるので、まだその可能性は残されています。

八段から九段への昇段

昔に比べて「九段」の価値は低下してきましたが、かつては「名人の段位」とされていましたし、タイトルの称号だった時代もありました(1948-1955年)。

豊島将之名人は、2019年5月に「名人獲得&タイトル獲得3期」を果たされたことで、九段への昇段を果たされました。

ちなみに藤井聡太七段が最短で九段へ昇段するには、王座戦・竜王戦・棋王戦で立て続けにタイトルを獲得すれば可能です。

どんなに最短でも2020年3月です。

【関連記事】

藤井聡太七段が八段・九段になるのはいつ?







将棋界に関するあらゆる情報を発信していきます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。