朝日杯将棋オープンで2連覇を果たした藤井聡太七段の次の目標は、「タイトル戦登場・獲得」です。今日は、タイトル戦の予定の最新情報をまとめました。タイトル獲得や独占がいつになるのかを予想します!
目次
藤井聡太七段のタイトル戦の予定最新情報!
2年連続で全棋士最高勝率を達成しそうな勢いの藤井聡太七段。
もはやトッププロであるA級棋士でも、藤井聡太七段を止めることが難しくなっています。
タイトル挑戦が現実へと確実視される中、いまどのような状況なのかをまとめました。
名人戦
名人戦の挑戦者になるには、順位戦と呼ばれるリーグ戦のトップであるA級で優勝する必要があります。
全てのプロ棋士は一番下のC級2組からスタートし、1年に1回という昇級のチャンスを掴んで上がって行く必要があります。
それは、藤井聡太七段でも例外ではありませんし、どんなに強い棋士でも階段は1つずつしか上がれません。
「藤井聡太名人」が誕生するのは、まだ少し先ということになります。
【藤井聡太七段のタイトル戦の予定1-名人戦】
✅順位戦A級で優勝すると「名人戦挑戦者」になれる✅現在C級1組で4番手。残り1局に昇級をかける!
✅名人戦挑戦者になれるのは、最短で2022年3月 pic.twitter.com/33ZvowvQTT
— 将棋ポケット@将棋ブログ (@shogipocket) February 17, 2019
竜王戦
名人戦以外のタイトル戦は、デビューしたての新人プロ棋士でも「勝ち続ければ」タイトルを獲得することができます。
名人と並ぶビッグタイトルの竜王戦もその一つで、藤井聡太七段は挑戦者になる可能性をまだ残しています。
最短で、2019年12月末にタイトル獲得(竜王✌️)の可能性は残っている! https://t.co/8aeasWVSXB
— 将棋ポケット@将棋ブログ (@shogipocket) February 17, 2019
https://twitter.com/shogipocket/status/1097281336597917697
叡王戦
負けてしまったので、叡王戦の挑戦者になれるのは少なくとも1年ほど先になります。
【藤井聡太七段のタイトル戦の予定3-叡王戦】
✅現在挑戦者決定3番勝負開催中で、藤井聡太七段は既に敗退✅タイトル挑戦者が決まるのは、例年2月
✅よって、藤井聡太七段が叡王戦挑戦者になれるのは、最短で2020年2月
✅叡王獲得は、最短で2020年6月くらい
✅2020年度予選はまだ始まっていない pic.twitter.com/s1T5F6YhXz
— 将棋ポケット@将棋ブログ (@shogipocket) February 17, 2019
王位戦
叡王戦と同じく既に負けてしまったので、挑戦者になれるのは1年近く先になります。
【藤井聡太七段のタイトル戦の予定4-王位戦】
✅2019年度の予選は既に敗退✅王位戦挑戦者が決まるのは例年夏頃で、決着は9月
✅藤井聡太が最短で王位になれる可能性があるのは、2020年9月 pic.twitter.com/UQyxJGOa6F
— 将棋ポケット@将棋ブログ (@shogipocket) February 17, 2019
王座戦
挑戦者決定トーナメントへシードされているので、まだ挑戦者になれる可能性を残しているタイトル戦の1つです。
【藤井聡太七段のタイトル戦の予定5-王座戦】
✅決着は例年10月✅藤井聡太七段は、挑戦者決定トーナメントへシード
✅王座獲得は、最短で2019年10月 pic.twitter.com/uM9nJ7nEIT
— 将棋ポケット@将棋ブログ (@shogipocket) February 17, 2019
棋王戦
予選3回戦へ進出していて、挑戦者になれる可能性を残しているタイトル戦の一つです。
【藤井聡太七段のタイトル戦の予定6-棋王戦】
✅タイトル戦が決着するのは、例年3月✅現在五番勝負が進行中(渡辺明棋王2勝 vs0勝 広瀬章人竜王)
✅予選3回戦へ進出
✅棋王獲得は、最短で2020年3月 pic.twitter.com/Rip4fqX8fO
— 将棋ポケット@将棋ブログ (@shogipocket) February 18, 2019
王将戦
棋王戦と同じく、冬のタイトル戦の1つとして知られています。
藤井聡太七段は、現在予選3回戦へ進出していて、タイトル挑戦の可能性をまだ残しています。
【藤井聡太七段のタイトル戦の予定7-王将戦】
✅タイトル戦決着は、例年3月✅現在7番勝負が進行中(久保利明王将0勝 vs 3勝渡辺明棋王)
✅一次予選3回戦へ進出
✅王将獲得は最短で2020年3月 pic.twitter.com/hZMcexndRW
— 将棋ポケット@将棋ブログ (@shogipocket) February 18, 2019
棋聖戦
二次予選の決勝まで進出していて、決勝は「斎藤慎太郎王座/久保利明王将」という見逃せないカードです。
【藤井聡太七段のタイトル戦の予定8-棋聖戦】
✅タイトル戦決着は、例年7月✅二次予選決勝へ進出(次の相手は斎藤慎太郎王座/久保利明王将)
✅タイトルホルダーは、豊島将之二冠
✅棋聖獲得は、最短で2019年7月 pic.twitter.com/jAj97ogXCq
— 将棋ポケット@将棋ブログ (@shogipocket) February 18, 2019
タイトル獲得はいつか予想!
勝ち残っているタイトル戦で勝ち続けたと仮定すると、2019年度中に実現の可能性があるのは以下の順番です。
棋聖戦→王座戦→竜王戦→棋王戦→王将戦
叡王戦と王位戦は2020年以降で名人戦は2022年以降ですから、1年後には最高シナリオで「五冠王」になっている可能性はあります。
タイトル獲得は最短で2019年7月ですが、挑戦者になれてもタイトルホルダーは豊島将之二冠ですから、興味深いタイトル戦になるのは間違いありません。
タイトル独占はいつか予想!
独占は可能?
絶好調の渡辺明棋王を吹っ飛ばして2連覇を果たした朝日杯の結果が、評価をより高めています。
日の出の勢いだったかつての羽生善治永世七冠と似たものを感じますので、将来的に独占の可能性はあるでしょうし、トッププロたちの評価も既に藤井聡太七段を「トッププロ」と認めています。
独占はいつか予想!羽生善治永世七冠を参考に
名人戦の挑戦者になれるのが最短でも2022年ですから、どんなに最短ルートを走れたとしても、八冠王を達成するのは2022年以降です。
羽生さんでも王将戦挑戦者になるのは苦労されたので、そんなにすんなりと全冠制覇とはいかないでしょう。
2024年〜2025年前後、つまり22歳前後で独占という可能性はあるでしょう。
他にライバルらしい人は出てきていないので、羽生善治さんよりも全盛期が長いかもしれません。
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