藤井聡太七段が、タイトル挑戦の可能性を残している竜王戦の決勝トーナメントが決定しました。羽生善治竜王に挑戦するための対戦相手と対局予定が公表され、初戦が都成竜馬五段です。挑戦者になるまでの対戦相手を紹介します。
目次
藤井聡太が羽生善治竜王に挑戦するには?
竜王戦の挑戦者を決める仕組みは、ランキング戦と決勝トーナメントの2つで構成されています。
ランキング戦は、これまでの実績や段位を元に1-6組にわれていて、藤井聡太七段は5組に所属しています。
ランキングによって決勝トーナメントへ進める人数が異なりますが、藤井聡太七段は5組で優勝し、決勝トーナメントへ進出をきめました。
決勝トーナメントには、各ランキングを勝ち上がってきた、文字通りツワモノ達が集結しています。
ここを勝ち上がって決勝まで進むと、同じく別の山から勝ち上がってきたプロとの間で、決勝三番勝負を行います。
ここを勝って、はじめて羽生善治竜王への挑戦者になることができます。
対戦相手と対局予定!初戦は都成竜馬五段!
決勝トーナメント表
藤井聡太七段が順調に勝ち進み、かつ格上の将棋プロ達が順調に勝ち進んだと仮定した場合の対戦相手を紹介します。
なお、決勝トーナメント表は以下のTwitterで公開されています。
#羽生善治 竜王への挑戦権を獲得するのは?#竜王戦 決勝トーナメント進出者11名が出揃いました。
前期の順位戦でC級2組からC級1組へ昇級した #藤井聡太 七段、 #増田康宏 六段、 #都成竜馬 五段や、タイトルを争っている #豊島将之 八段の戦いに注目です!
詳細はこちら→https://t.co/2ai6cSsZX3 pic.twitter.com/2yGxYHHGgP— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) June 8, 2018
都成竜馬五段
都成竜馬五段は、名人5期を誇る谷川浩司十七世名人の弟子で、2017年度に藤井聡太七段とともに、順位戦C級1組へ昇級しました。
キャリア通算成績がほぼ7割を誇る強豪プロ棋士で、プロになる前の三段時代に並み居る若手強豪プロを倒して、新人王戦で優勝するという快挙も達成しています。
増田康宏六段
通算勝率が7割を超えている強豪プロで、順位戦はC級1組に所属されています。
佐藤康光九段
棋聖戦6連覇や名人2期など輝かしい実績を誇り、今もA級に所属されているトッププロの一人です。
2017年度には、名人戦プレーオフへ進出するなど、好調を維持しています。
久保利明王将
難敵の豊島将之八段の挑戦を退けて、4期目の王将を防衛したトッププロです。
タイトル獲得7期や、A級所属12期など、トップクラスの成績を維持し続けています。
広瀬章人八段
王位獲得1期を筆頭に今もA級に所属されている、トッププロの一人です。
豊島将之八段
将棋名人戦プレーオフでの活躍が記憶に新しいところですが、羽生善治竜王に名人戦挑戦者の道を阻まれた後も、大活躍を続けています。
棋聖戦挑戦者になったのを皮切りに(現在1勝0敗)、王位戦の挑戦者にもなりました。
年度末には複数タイトルを持っている可能性もあります。
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