関西奨励会の対局が、18年5月3日に行われました。中七海さんや今井絢さんと同じく将棋プロ棋士を目指している磯谷祐維さんの結果はどうなったのか?気になる成績の速報と今後の情報をまとめました。
目次
磯谷祐維さんと奨励会
2017年に関西奨励会へ入会
磯谷祐維さんは、全国中学生選抜選手権(女子)優勝や女流王座戦への出場などアマチュアで活躍された後、2017年に6級で奨励会へ入会されました。
アマチュア時代のインタビューを見ると、「あまり定跡を知らない」というコメントを残されているので、どちらかといえば中終盤の腕力で勝負される方なのかもしれません。
入会後、不調に陥り7級に降級してしまい、7級になってからも途中で5連敗がありましたが、最近は持ち直してきているようです。
同期入会はどうなっている?
2017年入会の奨励会員は、磯谷祐維さんを含めて22名います。
そのうち最も昇級している岩村2級を筆頭に、3級に到達している人も2名います。
ただ、15名はまだ5級以下なので、同期との差はそんなに開いていないといえます。
同い年の奨励会員は?
生年月日が定かではありませんが、同年代(14歳・15歳)の奨励会員は、磯谷祐維さんを含めて40名在籍しています。
奨励会には、12歳前後で入会することが多いので、同年代といっても段位で差がついています。
トップは藤井聡太六段で、唯一プロ入りしている同世代です。
その次につけているのが伊藤匠三段で、藤井聡太六段に次ぐ年少でのプロ入りを狙っています。
一番多いのは3級で、7名の同世代がいます。
遅咲きのトッププロもいる
一方で、藤井猛九段や丸山忠久九段のように、奨励会への入会が遅かったにもかかわらず、トッププロまで上り詰めたケースもあります。
これからも伸び悩む時期はあるかもしれませんが、「年齢が低いこと」は将棋プロになるための必須条件とは限らないことも知っておきたいところです。
気になる成績と結果速報
18年4月までの結果振り返り
5連敗を脱してからは、4勝1敗と白星がまとまり始めています。
6級へ昇級するには、6連勝や9勝3敗といったハードルをクリアしていかないといけないので、まとまり始めた白星を、是非とも活かしたいところです。
18年5月3日の対局結果
これまでの4勝1敗を活かすためにも注目された3局でしたが、残念なことに3連敗となってしまいました。
次の対局は?
次回の対局は、5月19日に予定されています。
5月3日の連敗を払拭する意味でも、ここはまとまった白星でリベンジを期待しましょう!
5月19日の対局結果は?
以下の関連記事で速報しています。
今後はどうなる?
奨励会は、6級で入会するのが一般的なので、6級よりも下の級の奨励会員の名前がリーグ表に出てくるのは稀です。
勝負の世界は、勝ってばかりということはないので、負けている時にいかに気持ちを切らさないかがポイントです。
とはいえ、人間なので負けが続くとメンタル的にきつくなってくるのも自然な成り行きです。
ご本人が一番痛感しているでしょうから、ファンとしては一刻も早い6級への復帰を願わずにはいられません。
磯谷祐維さん特集記事
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