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藤井聡太と羽生善治・谷川浩司・渡辺明を比較したらどうなる?第8回

藤井聡太と羽生善治・谷川浩司・渡辺明を比較したらどうなる?第8回

次代の王者候補と呼べるほど驚異的な勝率を残している藤井聡太七段は、歴代の王者(羽生善治・谷川浩司・渡辺明)と比べるとどうなるのでしょうか?「藤井聡太七段と歴代王者(羽生善治・谷川浩司・渡辺明)」の比較シリーズ第8回は、「キャリア最高勝率」の比較を、保存版としてまとめました。

 

 

 







藤井聡太と羽生善治・谷川浩司・渡辺明を比較第8回

 

 

キャリア最高勝率

 

キャリア最高勝率

 

これまでの傾向を見ていると、勝率が.650を超えるとタイトル戦の舞台へ登場される方が増えていきます。

 

.700を超えると「勝ちまくっている」状態なので、どこかのターニングポイントで負けない限りは、タイトル戦の挑戦者になる可能性が高くなります。

 

そんな背景をもとに4人の最高勝率を振り返ってみました。

 

藤井聡太 .849(2018年度)

朝日杯の優勝が含まれていて、非常に価値の高い記録です。

 

1度きりの8割とは違って2年連続の8割なので、もはや「8割勝つのが当たり前」という見方をされ始めています。

 

藤井聡太七段が勝った将棋プロ棋士の名前を見ると、以下の方が含まれています。

 

  • 渡辺明 (二冠)
  • 糸谷哲郎 (元竜王)
  • 稲葉陽 (名人戦挑戦者の経験あり)
  • 深浦康市 (王位戦3連覇)

 

勝っている質が非常に高いことがわかります。

 

 

 

羽生善治 .836 1995年度

この年は、七冠を達成した年度です。

 

7つの将棋タイトル戦ですべて勝利するという、まさに神がかり的な活躍をされました。

 

勝った相手を見ても、当時のトッププロたちが名前を連ねています。

 

  • 谷川浩司王将 (タイトル27期)
  • 森下卓八段 (タイトル戦挑戦6回)
  • 森内俊之八段 (十八世名人)

 

若手時代に残した勝率記録と、タイトル戦に出場しつづけて残した勝率記録では価値が違いますが、羽生善治九段の記録は後者なので、とてつもなく凄まじい記録といっていいでしょう。

 

 

 

谷川浩司: .784 1979年度

若手時代の実質3年目に残された記録です。

 

勝った相手には、以下の棋士が含まれています。

 

  • 二上達也 (タイトル獲得5期 出場26回)
  • 有吉道夫 (タイトル獲得1期 出場9回)
  • 花村元司 (タイトル戦出場4回)

 

勝った相手の棋士に、当時のタイトルホルダーだった大山康晴・中原誠・米長邦雄・加藤一二三の名前はありません。

 

でも、タイトル戦出場経験のあるトッププロ棋士たちをなぎ倒しているのは、賞賛に値します。

 

 

 

渡辺明: .800 2018年度

2017年度に深刻な不調に陥った後、そこからV字回復を果たした年度です。

 

渡辺明二冠は、デビューから勝率8割越えを果たした年度はなかったのですが、デビュー19年目にして達成するという、まさに大活躍の年でした。

 

タイトル戦は、棋王戦と王将戦に出場し、二冠を達成されました。

 

特に棋王戦は、同じく絶好調だった広瀬章人竜王を3勝1敗で退けての防衛で価値が高いです。

 

王将戦に至っては、2連覇中だった久保利明王将をストレートで下してのタイトル奪取なので、驚きの強さです。

 

 

 

【次の記事 5月19日公開予定】

藤井聡太と羽生善治・谷川浩司・渡辺明を比較!保存版まとめ第9回