6つの女流タイトルを、里見香奈女流五冠と分け合っている加藤桃子さん。年収はいったいいくらなのでしょうか? 賞金と対局料を使って試算してみました。
目次
賞金と対局料
賞金は非公開のタイトル戦が多い
女流タイトル戦は全部で6つあるのですが、マイナビ女子オープンと女流王座戦を除いて公開されていません。
両タイトルの賞金は、共に500万円です。
また、マイナビ女子オープンについては準優勝の賞金と、勝ち星料が設定されています。
準優勝の賞金は150万円で、勝ち星料については、トーナメントを勝ち進むにつれて上がっていきます。
例えば、2018年に挑戦者になった西山朋佳三段の場合は、以下のようになっています。
- 1回戦:10万円
- 2回戦:20万円
- 準決勝:30万円
- 決勝:45万円
つまり挑戦者になれば、五番勝負の勝ち負けにかかわらず105万円を受け取ることができるのです。
対局料は非公開
賞金は一部公開されていますが、対局料については完全非公開です。
加藤桃子さんの年収は?
女流タイトル戦は、賞金の公開も限定的で、対局料は公開されていないため、試算するよりありません。
そこで、以下の記事で計算した金額を元に、賞金・対局料を試算してみました。
賞金の試算は?
6つの女流タイトルのうち、加藤桃子さんが手にしているのは「女王」です。
マイナビ女子オープン(女王)は賞金が公表されているので、賞金は実績金額で500万円です。
対局料の試算は?
奨励会員として女流タイトル戦に参加
加藤桃子さんは女流棋士ではなく、奨励会員としての立場で女流タイトル戦へ出場しています。
加えて、出場している女流タイトル戦も、マイナビ女子オープンと女流王座戦に限定しています。
奨励会員に対局料が出るのかは判然としないのですが、対局料が出るとすれば、合計は84万円になります。
計算根拠は以下の通りです。
マイナビ女子オープン
タイトルホルダー(女王)なので、予選や本戦には出場しません。
タイトルホルダーなので、「女流五段」と同額が支払われると仮定します。
2017年度の五番勝負は3局で決着したので、21万円(7万円×3局)になります。
明日10時より、東京将棋会館にて『第12期マイナビ女子オープン挑戦者決定戦』が開催します。前女王の加藤桃子奨励会初段VS里見香奈女流四冠の熱戦をご期待ください! #マイナビ女子オープン pic.twitter.com/N6U9OTuRs5
— 株式会社マイナビ (@mynavi_PR) 2019年3月7日
女流王座戦
前年度に挑戦者になっていたこともあり、本戦からの出場です。
前年度も挑戦者になっているため、女流五段と同じ対局料と仮定します。
本戦では4連勝して挑戦者になり、里見香奈女流王座との五番勝負では第5局まで決着がもつれ込みました。
よって女流王座戦では9局対局しているので、63万円(=7万円×9局)になります。
加藤桃子 初代女流王座獲得。 pic.twitter.com/0po4o3774h
— とも (@tomo20019) 2018年11月23日
年収は?
賞金が500万円で対局料が84万円なので、年収は584万円と試算されました。
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