【順位戦】迫る最終局、挑戦者・藤井聡太の昇級は決まるか?速報と結果の予想は?

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名人挑戦者とプロ棋士の格を決める「順位戦」。3月の最終局へ向けて、第4コーナーに入ろうとしています。A級で名人挑戦者を決める戦いがある裏側で、リーグ昇級・降級の戦いも熾烈を極めています。属するリーグは、棋士の格と言えるからです。今回は、名人挑戦者決定の行方や、藤井四段、順位戦の昇級・降級争いにフォーカスを当てました。

順位戦の速報-挑戦者と藤井聡太

A級と名人挑戦者

A級で優勝すると名人挑戦者になれます。

名人は、ほぼ全ての棋士が憧れるタイトルで、最も歴史・格式があります。

残り2局を残して、名人に挑戦できる可能性のある棋士は、以下の通りです。

2敗 豊島八段
3敗 佐藤康光九段、久保王将
4敗 稲葉八段、羽生竜王、渡辺棋王、広瀬八段、深浦九段

途中まで豊島八段が全勝で走っていたのですが、2連敗したことで、挑戦争いが激しさを増してきました。

残り2局で星2つ差と僅差の戦いですが、筆者の勝手予想で、「豊島八段が名人挑戦」と予想します。

理由は、残りの2局の対戦相手とも「今期のA級順位戦で勝ち越していない(広瀬八段:4勝4敗、三浦九段:3勝5敗)」ことです。

もちろんA級棋士はどんな人でも強いので、成績が悪いから次も負けるという短絡的な発想はできませんが、豊島八段にはプレッシャーに負けるとか、失速するといった脆さを感じないことも大きな理由です。

藤井聡太四段の昇級は?

残り2局を残して、昇級までマジック1にしています。

但し、C級2組は50人在籍していて、3名しか昇級できない厳しいリーグです。

最後まで、油断はできませんが、彼は今まで周囲の期待通りに勝ってくる「信用」があるので、筆者は最終局を残して昇級と予想します。

順位戦最終局の結果予想-昇級と降級

最終局は3月に

将棋界の1年間は3月が年度末で、順位戦も3月で終了です。

以下で、各リーグの昇級・降級争いをまとめました。

例年、大逆転で残留・降級・昇級が決まることがあるので、結果の予想は非常に困難です。

可能性から、結果を予想するよりないでしょう。

なお、B級2組以降は、成績不振でも1回では降級しない「降級点」という制度があり複雑ですので、今回は割愛します。

A級

例年降級は2名なのですが、今年に限り3名です。

挑戦者は上述の通りですが、降級の可能性のある棋士は以下の通りです。

6敗 屋敷九段、行方八段
5敗 三浦九段
4敗 深浦九段、広瀬八段、渡辺棋王

あくまで可能性ですが、渡辺棋王には名人挑戦の可能性も降級の可能性もあることになります。

非常に厳しいリーグだと言えるでしょう。

降級予想は心苦しいのですが、やはり星が厳しい棋士の残留が厳しいのではないかと予想しています。

B級1組

昇級・降級共に2名ずつです。

残り2局を残して、糸谷八段が既にA級昇級を決めています。

まず昇級争いは4敗までに絞られています。

全勝 糸谷八段(昇級)
3敗 阿久津八段、橋本八段
4敗 谷川九段、山崎八段、木村九段

一方の降級争いは、以下の通りです。

6敗 丸山九段、松尾八段
5敗 菅井王位、斎藤七段、郷田九段

昇級は、個人的な期待を込めて(笑)谷川九段を予想します。

降級の方は、A級と同じく現状の星から残留の厳しさを予想しています。

B級2組

残り2局を残して、野月八段が既に昇級を決めています。

残り1枠を、4人で争っています。

全勝 野月八段(昇級)
1敗 畠山七段
2敗 中村王座、北浜八段、横山六段

個人的には、タイトルホルダーは少なくともB級1組にはいるべきと思っているので、中村王座に昇級を期待しています。

C級1組

残り2局ですが、まだ昇級者が決まっていません。

昇級争いに9名が絡んでいます。

全勝 千田六段
1敗 永瀬七段、佐々木六段、高崎六段、近藤五段
2敗 宮田六段、杉本七段、阿部七段、宮本五段

C級1組に関しては、候補者が多すぎて難しいので、予想を控えておきます・・・。

C級2組

藤井聡太四段が所属しているリーグで、50名のうち上位3名が昇級できます。
全勝 藤井聡太四段
1敗 今泉四段、佐々木四段
2敗 都成四段、増田四段、石井五段、伊藤五段、牧野五段、遠山五段、大橋四段、西田四段

C級2組に関しては、候補者が多すぎて難しいのですが、順位の低い人(藤井聡太四段、今泉四段、佐々木四段)が先頭集団を走っているので、このまま逃げ切るのではと予想していますが、皆さんはいかがでしょうか ?

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