藤井聡太七段は、竜王戦の決勝トーナメント2回戦で近藤誠也六段に勝利したので、3回戦で久保利明九段と対戦します。そこで今回は、久保利明九段の実績と成績・得意戦法などを、藤井聡太七段との対戦成績とともにまとめました。
久保利明九段のタイトル戦実績や成績まとめ
タイトル戦の実績
狙っているわけではないでしょうが、獲得されたタイトル7期はすべて冬のタイトル戦 (王将:4期, 棋王:3期)に集中しています。
タイトル戦は14回出場されているので、獲得・防衛率はちょうど5割です。
王将・棋王のほかにも、王座戦に2度出場されています。
成績
トッププロの証である「A級」に13期在籍していて、2017年度には「6名のプレーオフ」にも出場されています。
40代に入っても勝率6割を維持されていることからも、高い実力を長きにわたって維持されていることがわかります。
トッププロ棋士との対戦成績をみても、以下のようにかなり善戦されています。
特に目を引くのが、現在の将棋界の第一人者である豊島将之三冠に五分の成績を残されていることです。
- 豊島将之三冠:15勝15敗
- 渡辺明二冠 :16勝20敗
- 永瀬拓矢叡王:0勝2敗
- 羽生善治九段:20勝46敗
- 谷川浩司九段:18勝11敗
羽生善治九段にはやや成績ではなされていますが、これは久保利明九段の全盛期が羽生善治九段の全盛期にかぶっていたことによるものなので、むしろ健闘という評価が適切ではないでしょうか。
採用戦法
トッププロ棋士では非常に珍しい振り飛車党なので、採用されている戦法も四間飛車・中飛車・三間飛車がメインです。
藤井聡太七段との対戦成績は?
久保利明九段からみて1勝0敗で、戦型は四間飛車でした。
局後のインタビューで「トッププロ棋士と思って準備して来た」と久保利明九段がおっしゃっていたのが、印象的でした。
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