2017年に、小学生女子将棋名人戦で優勝された松下舞琳さん。今後は女流棋士の道を考えられているようですが、どんな将棋を指すのか、棋譜が気になります。今後の女流棋士の可能性と研修会へ入会などをまとめました。
目次
松下舞琳さん
小学生女子将棋名人戦で優勝
松下舞琳さんは、小学5年生だった2017年に小学生女子将棋名人戦へ出場し、
見事優勝されました。
昨日は、小学生女子将棋名人戦で優勝し日本一になった小学5年生の松下舞琳(まりん)さんが優勝報告に来てくれました。何と彼女は5歳から将棋を始め、僅か5年で女流プロ棋士への挑戦権を獲得し来春の女流王将戦にて対局するそうです。すごいなぁ〜。これからの活躍に期待してます❗️ pic.twitter.com/0ArAnqYvUr
— 熊本市長 大西一史 (@K_Onishi) September 25, 2017
2018年も決勝まで進みましたが、
残念ながら、砂原奏さんに敗れて2連覇はなりませんでした。
2016年のトーナメント表にはお名前はなかったので、
全国クラスになったのは、おそらく2017年前後でしょう。
ただ、小学生女子の大会で2年連続で決勝まで勝ち上がってくるということは、
ただならぬ実力をお持ちであることは、想像にかたくありません。
このほか、大人の女性も参加する「女子アマ王位戦」の九州大会でも準優勝されています。
第11回女子アマ王位戦九州大会は、鈴木絵里菜さんが優勝され、全国大会出場が決まりました。準優勝は松下舞琳さん、三位は川西彩遥さんでした。 pic.twitter.com/UUtd8tUhqt
— 中倉宏美 (@HIromiPDG) October 7, 2018
女性の中では、すでに大人クラスの実力を兼ね備えていることがわかります。
将棋や棋譜は?
どんな将棋を指すのか、気になります。
公開されている情報で棋譜を見ることができるのは、以下の2つです。
- 【第11回小学生女子将棋名人戦】(3局、優勝)
- 【第12回小学生女子将棋名人戦】(3局、準優勝)
さっそく見てみました。
まずは優勝した第11回の決勝です。
序盤早々の角交換から端での応酬を経て、
大駒や捕獲した持ち駒が互いに飛び交う、
スリル満点の将棋でした。
この後、先手の飛車が玉頭まで迫ってきたのですが、
それを凌いで、最後は攻め倒して優勝しています。
第12回の決勝も、後手番でした。
昨今はあまり見かけない、早仕掛けという戦型です。
前年度の将棋もしかりですが、松下舞琳さんは居飛車党のようですね。
この後、優勢になったのですが、最後は砂原さんの勝利に終わりました。
2局を見て感じるのは、けっこうどんどん踏み込んでいく度胸がいい将棋を指されているなという印象です。
研修会へ入会は?
研修会の名簿を拝見する限り、松下舞琳さんのお名前はありませんでした。
おそらく地元の将棋教室で腕を磨かれているのでしょう。
ネット情報を見る限り、「日本将棋連盟熊本支部」に所属されているようです。
今後の女流棋士の可能性
直近はどのようなコメントを残されているか不明ですが、
小学校低学年の時は、女流棋士を目指される旨の発言をされていたようです。
こちら松下舞琳さんは小学校2年生のときに熊本県の熊日少年・少女将棋大会で最年少優勝という史上初の快挙を成し遂げた「熊本の天才少女」です。
全国大会でも好成績を残していて、将来は女流棋士を目指しているとのことです。 pic.twitter.com/LiEIrQEOiT— 直江雨続 (@ametsugu_naoe) August 13, 2016
ちなみに、緑の服を着ている女の子は内山あやさんです。
お二人が共に写っている写真も将棋関係者によって撮影されている、貴重な一枚です。
感想戦での内山あやさんと松下舞琳さん。
いつかはこの二人の対局を女流の公式戦で見られる日が来るかもしれませんね。 pic.twitter.com/23uNGFKUoa— 直江雨続 (@ametsugu_naoe) August 13, 2016
研修会位所属せずに奨励会を目指すのは、あまり現実的ではないでしょうから、
おそらく過去の発言通り、女流棋士の道を選ばれるのでしょう。
既に女性の中では大人クラスの実力を身につけられているので、
今後もいい指導者に恵まれて、実力を伸ばしていってほしいですね。
女流棋士のタイトル戦への挑戦
2018年の女流王座戦
2018年には、女流棋士のタイトル戦の一つである「女流王座戦」にも出場されています。
西日本大会の予選決勝まで進みましたが、田中沙紀さん(現女流3級)に負けてしまい、惜しくも一次予選へ進出はなりませんでした。
ただ、あらためて女性アマの中ではトップ集団に入っていることを裏付ける結果でもありました。
第8期リコー杯女流王座戦 アマ西日本大会
2ブロック決勝戦で田中沙紀さん(石川県)が
松下舞琳さん(熊本県)に勝利し優勝
5月12日(土)の一次予選に進出決定しました!
沙紀おめでとう!— 英春流将棋 晩成塾 (@banseijuku) April 15, 2018
2019年の女流王座戦
6月11日に行われた一次予選を突破されました!
島井咲緒里女流二段と里見咲紀女流二段の二人の女流棋士に勝っての突破は、見事以外の言葉が見当たりません。
【野原未蘭&松下舞琳アマが女流王座戦一次予選突破!】
✅野原未蘭
「野原未蘭の英春流はどんな将棋?棋譜や奨励会入会可能性など情報まとめ」https://t.co/e1pTZE12aA✅松下舞琳
「松下舞琳の将棋や棋譜は?今後の女流棋士の可能性と研修会へ入会は?」https://t.co/oieJl6SHJu pic.twitter.com/mFC4OIpG7O— 将棋ポケット@将棋ブログ (@shogipocket) 2019年5月11日
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