「棋士が食べる食事」。一定時間以上の持ち時間がある対局では、ほぼ全ての棋士が休憩時に食事をとりますが、「食事」にフォーカスを当てたのが、松本渚さんの「将棋めし」という漫画です。2017年8月からはドラマが始まっています。今回は、将棋めしのドラマにフォーカスを当て、感想・メニュー・レシピの情報をまとめました。
目次
将棋めしのドラマ
フジテレビ系列で、内田理央さんが主演のドラマです。
原作と同じように、対局休憩時に棋士が取る「食事」にフォーカスを当てています。
ただ食事を取り上げるだけだと、単なるグルメ番組で終わってしまいます。
そこで、主人公の女性棋士「峠なゆた」に、「相手の棋士よりランクが上の食事をオーダーしたくなる」というユニークなキャラクターを付けるという工夫が、番組の面白さをより際立たせています。
また、取り上げたメニューを作っている店は、すべて実在しているというのも、「本物感」をより際立たせてくれます。
将棋めしの感想
再放送を見た視聴者は、「将棋はわからないけど、出てきた食べ物が美味しそうで、深夜に見るのはきつい」と評価しています。
将棋にフォーカスを当てすぎると将棋番組になってしまうので、意図的に「食事にフォーカス」を当てることで、将棋に馴染みのない人にも興味を持たせています。
むしろ将棋を脇役にすることで、「丁度いいバランス」という評価・感想もあります。
筆者も、映像を見ましたが、「かなり美味しそう」です。ひょっとすると、料理の質はもちろん、光の当て方や出来立てなどにもこだわっているのかもしれません。
将棋めしのメニュー
各放送回のメニューをまとめました。
カレー丼(第一食)
「ほそ島や」のカレー丼がトップバッターです。出来立ての感じが、たまらなく美味しそうです。
特上ちらし(第二食)
「千寿司」さんのちらし寿司が、2つ目に取り上げられています。生き生きとしたボリューミーなお魚と、寿司飯のコラボレーションが目を釘付けにさせてくれます。
うな重(第三食)
「ふじもとうなぎ店」のうな重が、3つ目です。うなぎとタレのコンビネーションが、食欲をそそられます。
ロコモコ丼(第四食)
代官山 rinato KICHENのロコモコ丼が取り上げられました。ハンバーグの肉厚感と豊富な肉汁が、想像力をかり立たせてくれます。
たまご丼(第五食)
再び「ほそ島や」さんのメニューが登場です。お出汁の旨味をまとった、落ち着いた色の溶き卵が「美味そう・・・」と思わず、呟かせてくれます。
中華丼(第六食)
紫金飯店原宿店さんのメニューです。具材を調理しすぎず、生き生き感を残しながら、たっぷりかけたあんかけが、「食べたい!」という本能を呼び起こさせてくれます。
冷やし中華(第七食)
「ほそ島や」さんは丼ものだけではありません。夏場に欠かせない冷やし中華が取り上げられています。「冷めているのに美味しい」という、一見相反する難しい命題に見事に勝っています。
納豆雑炊(最終食)
最後は、みろく庵さんの納豆雑炊です。日本食に欠かせない「納豆」を、思い切って雑炊にも取り入れています。
将棋めしのレシピ
公式サイトでレシピが公開されているわけではないので、視聴者のオリジナルですが、「将棋めし レシピ クックパッド」で検索すると、材料と作り方がわかります。
こちらの記事もおすすめです