驚異的な勝率で快進撃を続ける藤井聡太七段の未来・将来は、どうなるのでしょうか?そんな予想のために、ほぼ同じ年に奨励会入りした豊島将之名人(三冠)の成績を分析しました。
目次
藤井聡太七段の未来予想に豊島将之名人の成績を分析!
年齢情報
藤井聡太七段が1期で三段リーグを駆け抜けたため「プロデビューの年齢」には差が出ていますが、三段昇段まではほぼ同じペースで進んでいます。
いかに豊島将之名人が、デビュー前から注目されていたかがわかります。
通算勝率
トッププロ棋士になると、必然的にトッププロ棋士同士の対戦が増えていきます。
そんな中で勝ちまくるのは非常に難しいので、若手の頃と比べて通算勝率がやや低下するのが一般的な傾向です。
そんな中で羽生善治九段と豊島将之三冠は、今も通算勝率7割前後の記録を残していて、あらためてお二人の偉大さがよくわかります。
豊島将之名人の年度別勝率の推移
デビュー初年度から現在に至るまでの、「年度別勝率」と「その年の顕著な実績」をグラフにしてみました。
横軸の小数は、勝率のことを意味しています。
13年目は現在進行中でまだ負けていないので勝率が10割になっています。
このグラフを見ると、駆け出し当初からタイトル戦への挑戦を果たしているなど、期待に違わぬ活躍をしていることがよくわかります。
ただ、タイトル獲得が12年目までずれ込んだのは、将棋界最大の謎かもしれませんね。
藤井聡太七段の成績を重ねると?
次に、上のグラフに藤井聡太七段の推移を重ねてみました。
赤線が藤井聡太七段で、水色線が豊島将之名人です。
藤井聡太七段は年度の途中(16年10月1日)にデビューしているので、上記の「1年目」は「17年4月1日〜18年3月31日」で集計しています。
デビュー当初から顕著な実績を収め続けている豊島将之名人を、さらに上回る成績を残していることがよくわかります。
藤井聡太七段の未来・将来を予想
豊島将之名人の成績の分析を参考にすると、藤井聡太七段が2019年度に何らかのタイトルを取っても、何ら不思議ではありませんし、可能性の方が高いでしょう。
むしろ、「複数冠はいつ?」「最年少記録更新は?」の方がファンの関心が高いです。
当面は、竜王戦と王将戦の動向に注目することになりますね。
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