森内俊之九段が将棋連盟理事選に出馬しないのはなぜ?対局に専念?

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将棋プロ棋士で日本将棋連盟の専務理事だった森内俊之九段が、次の将棋連盟理事選に出馬しない(不出馬)のですがはなぜでしょうか?対局に専念などの理由があるのでしょうか?調べてみました。







森内俊之専務理事が将棋連盟理事選挙不出馬

将棋プロ棋士九段で永世名人

森内俊之九段は、将棋界の第一人者である羽生善治九段のライバルの一人で、羽生善治九段に先んじて永世名人を獲得するなど、時代を代表する名人でした。

「森内俊之九段」といえば、ライバル羽生二冠との名人戦での幾多の激闘が最も有名です。初名人が羽生さんよりも遅かったにもかかわらず、先に永世名人を獲得など、成績面では晩成型の強豪棋士です。そんな森内さんがフリークラスへ転出したことは大きな驚きで、「理由は何?」と多くの方が思ったでしょう。そこで今回は、森内俊之九段にフォーカスを当てました。

特に「将棋名人戦」という最高の舞台で9度も羽生善治九段と激闘を演じたことが、十分すぎる実績です。




日本将棋連盟の専務理事

将棋連盟の理事は8名いらっしゃって、そのうち7名は将棋プロ棋士・女流棋士です。

理事の肩書を見ると、将棋連盟の理事(常勤)は以下のようになっています。

肩書 氏名
会長 佐藤康光
専務理事 森内俊之
常務理事 脇謙二、井上慶太、森下卓、鈴木大介、清水市代
理事 杉浦伸洋

森内俊之専務理事は、佐藤康光会長を補佐するナンバー2にあたります。

しかも専務理事は一人しかいないので、実質的には「副会長」という見方もできます。




出馬しないのはなぜ?対局に専念などの理由で?

将棋連盟のナンバー2にあたる人が、なぜ出馬しないのでしょうか?

将棋ファンの間では、以下のように「なぜだ?」という議論で持ちきりです。

というのも、以下の2つの要素があるからです。

  • まだ若い:佐藤康光会長は49歳で森内俊之専務理事は48歳
  • 順位戦を指さない:B級1組降級時に自ら進んでフリークラスへ転出

名人経験者がB級1組へ降級した事例は、森内俊之九段だけではありません。

佐藤康光九段も一度降級(すぐにA級へ復帰)しましたし、谷川浩司九段は今もB級1組に在籍されています。

なので将棋ファンの間では、「三浦九段のカンニング事件で揺れた将棋連盟を佐藤康光会長と立て直すために、順位戦の参加資格を放棄して連盟の運営へ軸足を移した」と捉えられていました。

それだけに、将棋ファンの間では「え、なんで?」なわけです。

ご本人がコメントを発表されていない以上推測せざるを得ませんが、考えられる理由は以下のいずれかではないでしょうか?

  • 佐藤康光会長の方針が考えと合わない
  • 専務理事が予想以上に多忙で、本業に支障が出ている
  • プライベートの理由

1つ目が一番可能性が高いのではと邪推していますが、どうでしょうか?







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