叡王戦の結果を予想! 日程・賞金・トーナメントの仕組み・羽生善治・藤井聡太はどうだった?

Pocket

2018年4月に開幕する新しい将棋タイトル戦の叡王戦。羽生善治・藤井聡太などのビッグネームは出場していませんが、賞金も高いと評判で見どころ満載です。今回は、結果の予想に加えて、日程・トーナメントの仕組みなどを解説します。

18年5月26日の結果を更新しています。ページ一番下の関連記事で、速報をまとめています。

叡王戦

8つ目のタイトル戦

これまで将棋界には、以下の7つのタイトル戦(名人戦・竜王戦・王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦・棋聖戦)がありました。

7つのタイトル戦とは別に、近年囲碁界でも注目されている「AI」ソフトとの対戦者を決める大会として「叡王戦」が創設されました。

2017年に行われた叡王戦では、佐藤天彦名人とAIの大会を勝ち抜いてきたソフトponanzaの対局で、ソフト側の2連勝で終わりました。

「人間 vs AI」という図式の結果が一方的に終わったことから、「AIの対戦者を決める」という趣旨から「タイトル戦」へと趣旨を改めることになりました。

将棋タイトルは、凄そうなイメージはありますが、具体的にはイメージが掴みにくい印象があります。今回は、タイトルの種類の一覧から、賞金・格序列・日程スケジュール・ 歴代将棋タイトル獲得数ランキングをまとめました。

スポンサーはドワンゴ

ニコニコ動画などを展開するドワンゴ社が、叡王戦のスポンサーです。

賞金

公表はされていないのですが、2,000万円前後と言われています。

これは、叡王戦の初代覇者だった山崎隆之八段が、叡王戦で優勝した年度だけ賞金が2,000万円近く上がったからです。

トーナメントの仕組みは?

段位別の予選がある

他の7つのタイトル戦にはない仕組みとして、「段位別」の予選が導入されています。

例えば九段の場合は以下のような組み合わせで、ブロックを勝ち抜いた将棋プロが本戦へ進みます。

段位別予選九段編

出典:叡王戦ウェブサイト

本戦トーナメント

段位別の予選を勝ち抜いてきた16名で戦われるのですが、今期からタイトル戦になったので、今季に限ってタイトルホルダー(叡王)はいない前提の仕組みになっています。

叡王戦本戦トーナメント

出典:日本将棋連盟

通常のタイトル戦では、トーナメント・リーグを勝ち抜いてきた将棋プロとタイトルホルダーが番勝負を戦う図式です。

しかし、今回の叡王戦のように「初めてのタイトル戦」では、そもそもタイトルを持っている人(防衛する人)がいないのです。

厳密には叡王戦は3期目なのですが、第2期までとは連続性を持たせず、第2期の叡王だった佐藤天彦名人は、叡王のタイトル保持者として取り扱わないことになったのです。

従って、本戦を決勝まで勝ち上がってきた将棋プロ2名で七番勝負を戦うという仕組みが採用されました。

羽生善治はどうだった?

前述の段位別予選九段編で分かる通り、羽生さんは、Aブロックで出場しました。

ところが、Aブロックの決勝で、過去に王位を3連覇したことがある深浦康市九段に敗れ、本戦トーナメント進出はなりませんでした。

藤井聡太はどうだった?

藤井聡太七段(当時は四段)は、きっちり段位別予選(四段)を勝ち上がり、本戦トーナメントへ進出しました。

しかし、予選で羽生さんを倒して勝ち上がってきた深浦康市九段に敗れ、叡王戦七番勝負の出場はなりませんでした。

日程は?

七番勝負のスケジュール

4月14日に開幕し、6月まで七番勝負が行われます。

叡王戦七番勝負日程

出典:叡王戦ウェブサイト

注目は、対局がニコニコ生放送で「生放送」されることです。

これまでの7つのタイトル戦では、棋譜を同時中継することはありましたが、対局の模様を映像で生中継されることはありませんでした。

対局者の指し手だけでは伝わらない、対局者同士の息遣いや表情など、今までにない側面が見ることができるので、注目です。

新タイトル戦として注目されている叡王戦。スケジュール・優勝賞金・永世称号はどうなっているのでしょうか? 今日は、叡王戦第1局・第2局・第3局...

対局者紹介-金井恒太六段

金井恒太六段の今年度勝率は.500で、事前の予想でも本命には入っていませんでした。

ところが本戦への進出を決めると、佐藤天彦名人、佐藤康光九段、行方尚史八段というトッププロを連破し、決勝七番勝負へ進出を決めました。

七番勝負進出を決めた局後のコメントでも、常連にはない初々しさが感じられます。

子供のころからの憧れの舞台。持てる力をすべて出しきれるよう、精いっぱい頑張ります

出典:叡王戦トーナメント観戦記

対局者紹介-高見泰地六段

高見泰地六段の今年度勝率は.720ですが、金井六段と同様に、本命候補ではありませんでした。

ところが高見六段も、豊島八段、渡辺棋王、丸山九段という錚々たるメンバーを連破し、決勝七番勝負への進出を決めました。

七番勝負への進出を決めた局後のコメントでは、少し強気・ユニークに以下のようにおっしゃっています。

自分のポテンシャルを信じて頑張ります!

出典:叡王戦トーナメント観戦記

七番勝負の見どころ

お二方ともビッグネームではありませんが、倒してきた相手はいずれもトッププロなので、実力は折り紙つきと見ていいでしょう。

タイトル戦の場合は、防衛側か挑戦者のどちらかがビッグネームのケースが大半なのですが、今回のようなフレッシュな顔合わせも、かえって面白いかもしれませんし、七番勝負に勝った方が、その後化けるかもしれません。

結果を予想!

戦型は?

金井恒太六段の直近の6局の戦型を見ると、以下のようになっています。

  • 相掛かり
  • vs角交換型振り飛車
  • 角換わり(2局)
  • 矢倉
  • vs向かい飛車

居飛車党と見ていいでしょうし、七番勝負の戦型も居飛車戦法を選択するでしょう。

一方の高見泰地六段の直近6局の戦型は、以下のとおりです。

  • 矢倉
  • vs四間飛車
  • その他の戦型
  • vs四間飛車左美濃
  • 横歩取り
  • 矢倉

同じく居飛車党なので、七番勝負の戦型も居飛車戦法を選択すると見るのが自然でしょう。

よって、順番はわかりませんが、以下の戦型が七番勝負で見られると予想します。

  • 矢倉
  • 横歩取り
  • 角換わり

結果は?

2017年度の成績だけを見ると高見泰地六段に分がありますが、それだけで判断するのは早計でしょう。

本戦トーナメントの結果を見ると、どちらかが組み合わせで恵まれたわけでもありません。

両者は初対戦なので、過去の対戦成績もありません。

よって、どちらが勝っても4勝3敗と予想します!

叡王戦についての記事は?

叡王戦に関する関連記事は、【叡王戦の関連記事一覧】をご覧下さい。

将棋界に関するあらゆる情報を発信していきます。

src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js">

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。