「最近将棋を始めたんだけど、どうしたら強くなれるの?」という疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?「将棋が上達する方法」はプロ棋士にとっても永遠のテーマなのですが、将棋初心者であれば、正しい方法で取り組めば、アマチュア初段レベルには比較的短い期間で到達できます。そこで今回は、将棋初心者が上達するための「基本」「方法」「コツ」「おすすめ本」などのヒントを紹介します。
目次
将棋初心者の上達法は?
一般的にいわれる上達方法として、以下が挙げられます。
対局(実戦)
とにかく対局をこなして、どうしたらいいかを肌で感じて、それを次の対局に活かしていく方法です。
詰将棋
王様を詰ます読みの能力を磨いていく方法です。
本
戦法の本や、相手の王様を打ち取る力を磨くことを目的にした本、プロの指した将棋の本などいろいろあります。
そういった本を読んで、知識を増やすことで上達して行く方法です。
将棋初心者が上達する基本・コツとヒント
上述した方法について、「じゃあ何から始めたら良いの?」「どれにしたら良いの?」についての、基本・コツとヒントを紹介します。
上達する基本は?
プロやアマチュア高段者になるわけではないので、「楽しい範囲で続ける」ことが究極のコツと言えるでしょう。
これは、すべての上達法に共通する考え方です。
例えば対局にしても、相手と実力に差がありすぎると、見えている世界が違いすぎるので、何局対局してもほぼすべて負けてしまいます。
しかも相手が手を抜かない限り、接戦にもなりません。
そうすると将棋に楽しさを感じなくなり、やらなくなるという悪循環になってしまいます。
なので、少し強い人(弱い人とたくさん対局しても強くならない)か、こちらの実力に応じて手加減してくれるプロ棋士の先生と対局するのが有効なのです。
詰将棋の場合も同様です。
最初は気軽な1手詰をたくさん解いて、ストレスのないレベルのものを「続ける」ことが重要なのですが、早く強くなりたいと気が焦るあまり、実力を大幅に超えた手数の詰将棋を解こうとしてしまうと、やる気が続かなくなってしまいます。
将棋上達の基本・コツは、「続ける」ことにあるのを覚えておきましょう。
対局(子供の場合)
子供の場合は頭が柔らかいので、対局すればするほど一定のレベルまでは上達します。
上達のスピードは、自分より強い人がいる場所に行くことがポイントです。
対局することで、何が自分に足りてないかを実体験するのです。
もっとも、子供は飽きやすいので、相手があまりに強すぎるとやる気をなくしてしまいます。
羽生さんが通った将棋道場では、道場のオーナーが羽生さんに「実力よりも低い級」を与えて、「昇級の喜び」をモチベーションにさせたという逸話があります。
「実力よりも低い級」というところがポイントで、実力よりも低いからどんどん昇級していきます。
子供はある意味単純ですから、大人から見れば子供だましのような方法でも、意外に大きなモチベーションになります。
「囲碁の井山七冠は師匠とネット対局して上達した」という逸話もありますが、これはプロを目指す段階になってからのことです。
子供の時は、どんどん「リアルな人」と対局していったほうがいいでしょう。
対局(大人の場合)
大人になると、当然ながら子供のような吸収力はなくなってきます。
でも一方で、論理的に物事を考えるという知恵を手にできます。
なので、「対局をして、負けたら何が悪かったのかを反省して、勉強したことを試してみる」といったことを繰り返していきましょう。
「何が悪かったのかを反省して」という点がポイントで、むやみやたらに対局しても実力は上がりません。
負けて頭に血が上ってしまうだけです。
リアルな人間と対局する以外にネット将棋・将棋ソフトという方法もあります。
プロ棋士の中にもネット将棋で腕を磨いて強くなった方が何人もいます。
「お金がかからない」「道場に行く手間がかからない」というのが大きな魅力ですが、「負けるとアツくなってしまう」というデメリットも内在しています。
「◯局連続で負けたらやめる」といったルールを自分で決めてから、ネット対局をするのもいいかもしれません。
詰将棋
藤井聡太五段が集中して取り組んでいることで、あらためて脚光を浴びています。
毎日継続して続けて行くと、「先を見通す読みの能力」「王様を詰ます能力」が磨かれていきます。
スポーツ選手でいう「筋トレ」「ストレッチ」と同じように、毎日続けて行くことで徐々に効果が現れていくので、飽きずに続けることが大切です。
なお、最初から長手数の問題を解くと、難しすぎて長続きしません。
まずは1手詰の本からはじめて、徐々に手数を伸ばしていきましょう。
おすすめ本
書店の将棋コーナーに行くと、ものすごい量の将棋本が並んでいて、どれにしたらいいか悩みます。
初心者から早く上達したいのであれば、まずは以下のジャンルの本を探しましょう。
- 詰将棋
- 寄せ(相手の王様が逃げられなくする力を磨く本)
- 凌ぎ(自分の王様が逃げる力を磨く本)
なぜ戦法の本じゃなくて終盤の本ばかりなのかというと、アマチュア初心者〜中級者の段階では、終盤の力が将棋の実力に直結するからです。
プロ棋士同士の対局でしたら、ある程度戦法の本と同じような進行をたどるでしょうが、アマチュア初心者〜中級者レベル同士の対局では、戦法本に書かれた通りに進むことはほぼありません。
なので、「終盤の本と戦法の本のどっちがより重要か?」と聞かれたら、迷わず「終盤の本」と答えます。
プロレベルになると、序盤で失敗してしまったら追いつくことは容易ではありませんが、アマチュア初心者〜中級者レベルであれば、終盤力が圧倒していれば、大逆転することも可能だからです。
プロの将棋を並べる(棋譜)
プロは、どんな局面でどんな指し方をしたのかがわかります。
アマチュア同士だと、なかなかプロと同じような局面にはならないのですが、どんなシーンでどう考えたらいいのかのヒントが詰まっています。
将棋教室
このほかにも、将棋教室に通うという方法があります。
将棋教室については、以下の関連記事で紹介していますので、参考にして下さい。
関連記事:【将棋教室】初心者向け(子ども/女性/大人)は?評判と感想も知りたい!
まとめ
子供であれば、対局を優先して合間に詰将棋を、大人であれば、「対局・反省・本で知識を得る・プロの将棋を並べる」をバランスよく続けることがいいでしょう。
こちらの記事もおすすめです