中七海が初段へ昇段! 奨励会の速報と女性棋士の可能性は?

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7連勝で昇段にリーチをかけていた中七海1級が18年4月1日の関西奨励会で勝利し、日本将棋連盟の女性奨励会員で4人目(里見香奈元三段・西山朋佳三段・加藤桃子初段)の初段昇段を果たしましたが、女流棋士ではありません。今回は奨励会の速報と、中七海さんの女性棋士・三段リーグ所属の可能性にフォーカスしました(最新更新19年5月22日)








中七海さんの戦績

平成23年に関西奨励会入り!でも女流棋士ではない

中七海さんは平成23年に奨励会入りし、1級まで昇段を重ねてきました。

ご出身は兵庫県なので、関西奨励会に所属しています。

将棋の世界では、女性だけが参加できる「女流棋士」と言われる制度があり、先日年齢制限により退会された里見香奈さんは、奨励会での挑戦を続ける傍で、女流棋士としても活動されてきました。

中七海さんは、ごく一部の女流タイトル戦を除いて女流棋士の活動はせず、奨励会一本で挑戦されています。




女性奨励会員の強さランキングは?

女流棋士と女性奨励会員に限定した、強さランキングをまとめました。

将棋を職業にしている女性のことを女流棋士といいますが、奨励会には、女性も入会していて、強い女性もいます。里見香奈さんや西山朋佳さんも含めた女流棋士・女性奨励会員の実力・強さランキングをまとめました。最強・トップは一体誰なのでしょうか?

18年3月までの戦績は?

1級から初段へ昇段するには、以下の要件を満たす必要があります。

初段~三段までの昇段点は、8連勝、12勝4敗、14勝5敗、16勝6敗、18勝7敗

出典:日本将棋連盟

関西奨励会では、18年3月の対局は2日(3/3, 3/17)行われましたが、3月17日の対局で3連勝を飾り、直近の成績が13勝5敗(7連勝)となって、初段への昇段にリーチをかけていました。




初段へ昇段!

速報

注目の初戦は村田1級が対戦相手でしたが、無事に勝利しました。

これで直近の成績が8連勝となり、初段へ昇段しました。

初段になった女性は他に誰?

初段へ昇段した女性は、中七海さんを含めて4名いらっしゃいます。

4名の現在の状況をまとめると、以下のようになります。

氏名 段位 現況
里見香奈 元三段 年齢制限で退会
西山朋佳 三段 三段リーグ在籍中
加藤桃子 初段 17年に初段へ復帰
中七海 初段 18年4月に初段へ昇段

初段に到達した3名のうち2名は三段まで昇段していますが、加藤桃子さんもまだ奨励会に在籍中です。

今後の成績次第では、3名とも三段ということが現実になるかもしれません。




奨励会の速報

これまでの成績は?

直近の対局は6月9日に行われており、現在は5勝3敗(0連勝中)と勝ち越しています。

詳細は、以下の関連記事で確認することができます。

18年4月に初段へ昇段した5人目の女性になった、中七海さん。注目の奨励会の速報が気になるところです。そこで今日は奨励会の速報と、中七海初段の気になる情報をまとめました(最新更新18年12月2日対局)。

6月23日の速報

残念ながら2連敗してしまい、成績は5勝5敗になりました。

昇段は遠のいてしまいましたが、とにかくまとまった連勝をすることがスタートです。

次の対局は、7月7日に予定されています。

7月7日の速報

残念ながら2連敗してしまいました。

5連敗中で壁に当たってしまっていますが、なんとかクリアしてもう一度、昇段するペースへ戻してほしいですね。




8月17日の速報

ここまで4連勝で来ていたので、さらに連勝を伸ばせるか注目があつまっていました。

結果は、1勝1敗(0連勝)でした。

連勝が止まってしまったのが痛いですが、直近6局を5勝1敗というのは、なかなかの成績です。

当面は「12勝4敗」or「8連勝」を目指すことになりますが、7勝3敗であればあながちありえない成績ではないので、頑張ってほしいですね!




9月8日の速報

連勝が期待されましたが、結果は1勝1敗(1連勝)でした。

直近8局を7勝3敗はいい感じですが、二段昇段にはまとまった連勝が欲しいところです。

10月14日の速報

今回も1勝1敗(0連勝)でした。

直近12局が8勝4敗なので、先日の4連勝が生きています。

昇段規定は以下のとおりなので、このあたりで一気に4連勝で二段昇段を決めたいところです。

初段~三段までの昇段点は、8連勝、12勝4敗、14勝5敗、16勝6敗、18勝7敗。

出典:日本将棋連盟




10月20日と11月3日の速報

ともに1勝1敗で、合計2勝2敗でした。

直近16局を10勝6敗と悪くはないのですが、二段へ昇段するには連勝がほしいところです。

11月17日と12月2日の速報

×○××の順番で1勝3敗でした。

これまで5割の勝率を維持してきましたが、12月2日の連敗が痛いです。。。

何かのきっかけで、連勝モードに入るのを期待したいですね。

12月24日の速報

2連敗してしまいました。

4連敗になってしまいましたが、ここが凌ぎどころです。




1月6日〜2月9日までの速報

2勝4敗で、このところまとまった白星が続かなくなりました。

なかなか上がり目を作ることができませんが、腐らず頑張ってほしいですね。

初段へ昇段してからの成績は、13勝15敗になっています。

4月までの速報

19年5月22日までの速報




女性棋士の可能性は?

年齢制限

奨励会員にとって重たい「年齢制限」ですが、初段以上の年齢制限は以下のようになっています。

満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれなかった場合は退会

出典:日本将棋連盟

里見香奈さんは、三段昇段後の1年半の休場が結果的に大きな負担となって、退会を余儀なくされてしまいましたが、残りのお三方(西山・加藤・中)はまだ時間が残されています。

年齢制限までの時間は?三段リーグ所属の女性は2人

西山朋佳さんと加藤桃子さんは生年月日が公表されていますが、中さんは生年のみ公表されています。

そのためやや曖昧な表現になりますが、3名の年齢制限までの時間は以下のとおりです。

氏名 段位 年齢制限までの時間
西山朋佳 三段 2021年の前期三段リーグまで
加藤桃子 初段 2021年の後期三段リーグまで
中七海 初段 2025年の三段リーグまで




中七海さんの昇段スピードは?

これまで初段になった3名の女性と、中七海さんの昇段スピードを比較してみました。

氏名 年数(※1) 昇段年齢(※2)
里見香奈 8ヶ月 19歳
西山朋佳 3年10ヶ月 19歳
加藤桃子 7年8ヶ月 19歳
中七海 7年 19歳

※1 奨励会入会からの年数

※2 初段に昇段した時の年齢

偶然にしては出来過ぎなくらい、皆さん19歳で初段に到達しています。

里見香奈さんが8ヶ月というスピードで初段に到達したのは、「奨励会編入試験」という制度を使って1級からスタートしたためです。

残りの3人は、6級からスタートしています。

里見香奈・西山朋佳(奨励会三段,三段リーグに所属)の活躍で、にわかに注目を集めている女性将棋プロですが、「現在で一番強い・最強は誰なのか?」気になるところです。活躍した年代が違う方と比較は難しいのは承知で、女流タイトル戦(女流棋士)・奨励会員最高位の実績の2つの視点で比較してみました。人数もまとめています。




三段リーグが最大・最高の難関

里見香奈さんは21歳で三段に、西山朋佳三段は20歳で三段になっていますが、里見香奈さんは年齢制限の壁に泣くことになりました。

三段に到達した時点で約5年もの時間があったのに、将棋プロ(=四段)になれなかったという現実が、改めて将棋プロになることの難しさを浮き彫りにしています。

藤井聡太五段や、里見香奈三段の挑戦で注目を集めている「三段リーグ」。プロ棋士四段になるための最後にして最高の難関は、一方で厳しい年齢制限もあり、無念の涙をのんだ人たちもたくさんいます。そんな「三段リーグ」の仕組みにフォーカスを当て、どうしたらプロ棋士四段になれるのか、どれくらい厳しいのかをまとめました。

中七海さんの当面の課題は?

このように、三段をクリアすることが非常に難しいので、中さん的には一刻も早く三段へたどり着くことが当面の目標になります。

中七海さんの関連記事

中七海さんの特集記事は、【中七海さんの関連記事】でまとめています。








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