将棋を始めたいけどどうする?何から始める・どうしたらいい?

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藤井聡太ブームで、「将棋を始めたい」と思ってらっしゃる方が増えています。でも、何となく敷居が高く感じで、「どうする?」「何から始める?」「どうしたらいい?」と疑問は尽きません。今日は、将棋の始め方にフォーカスを当てました。

将棋を始めたいときにどうする?

将棋に馴染む方法はたくさんある

将棋を始めたい時にググると、「〇〇をしたらいい」「△△を覚えたらいい」などたくさん出てきます。

いろんな思いで、いろんなことが記事にされているので、却って迷ってしまうかもしれません。

おそらく、以下の方法が提案されていると思います。

  • 戦法を覚える
  • 詰将棋を解く
  • 対局しまくる
  • プロの将棋を見る

以下では、それぞれの方法について、簡単に内容を紹介していきますね。

戦法を覚える

「矢倉」(やぐら)とか「美濃囲い」(みのがこい)って、聞かれたことありますか?

どうやって指すかは後日に解説しますが、

矢倉はこんな感じで、

矢倉

美濃囲いはこんな感じです。

美濃囲い

こういった戦法を、一つずつ覚えていくアプローチです。

詰将棋

先日の記事で「詰み」を解説しましたが、「詰み」を見つける練習をする方法があります。

【関連記事】

詰みの意味は? 詰めろ・必至との違いはどういうもので王将がどういう事になったら勝ち?

「詰将棋」といって、例えば「3手詰め」の問題なら、王手を連続して「3手で詰み」にするというルールです。

例えばこんな問題です(持ち駒:香車2枚)。

3手詰

この問題だと、「(自分)1二香車→(相手)2一王将→(自分)2二香車」までの3手詰めです。

詰んだ局面はこんな感じです。

詰め上がり図

相手の王将は、王手(2二の香車の動ける先に入っている)がかかっているのに、どこに逃げても取られる形になっています。

つまり「3手詰」の問題は、以下のルールに従って、相手の王様を「詰ませる」問題です。

  • 自分→相手→自分の順番で動かす
  • 自分は、必ず王手の連続で攻める

「こんな問題を解いて、どういう意味があるの?」と思うかもしれませんが、こういったトレーニングを繰り返すと、相手の王将を詰ませる力・スピードが上がっていきます。

将棋は、「相手の王将を早く詰ませる」ことを目的にしているゲームなので、初心者&プチ初心者の段階では、詰将棋が得意な人ほど、将棋が強くなります。

対局しまくる

負けてもいいから、とにかく実戦をこなして、上手な人に「ダメなところ」を一個ずつ指摘してもらって、それを直していく方法です。

本を読んだり詰将棋を解いたりする方法だと、自分の考え方・アプローチのどこがダメなのかわかりにくいです。

一方で、上手な人に逐一指摘してもらうと、ダメな発想をしたタイミングで直す機会があるので、とても効果的ではあります。

初心者の自分に根気強く教えてくれる上手な人がいないと、実現しにくいアプローチですが、初心者向けの将棋教室や道場だと、可能です。

プロの将棋を見る

プロの将棋は、コツ・手筋の宝庫です。

特に、どんな場面でどんなコツ・手筋を使い、どんな場面で攻撃・防御したらいいのかを知る、最高のお手本になります。

何から始める?・どうしたらいい?

将棋を始める場合、入り口は以下の3つです

  1. 将棋教室に通って1から教えてもらう
  2. 自分で勉強して指せるようになったら、道場デビューして、腕を磨く
  3. 自分で勉強して指せるようになったら、ネット将棋で腕を磨く

以下で、順に説明してきますね。

将棋教室に通って1から教えてもらう(方法1)

日本将棋連盟が主催する初心者向けの将棋教室などに行くと、1から教えてもらえます。

駒の動かし方から、上達のコツまでまんべんなく教えてくれます。

しかも周りも初心者なので、自分は弱いからといって怖気づく必要もありません。

ただ、「教室」なので周りのペースに合わせないといけません。

なので、丁寧に教えてくれるメリットと、まどろっこしさというデメリットを比較して、自分に向いているかを考えてみましょう。

自分で勉強して指せるようになったら道場デビューして腕を磨く(方法2)

自分のペースで将棋が上達したい方に、オススメの方法です。

まずは詰将棋から

将棋は相手の王将を詰ますゲームなので、まずは詰将棋から始めます。

詰将棋の本は、書店でもたくさん売っていますし、アプリもたくさんあります。

まずは1手詰めから始めて、3手詰めへ、可能であれば5手詰めくらいまで解けるようになりましょう。

次は将棋道場へ

5手詰めが難なくこなせるレベルになったら、将棋道場へデビューしましょう。

ネットと違って、実際に人間と対局できるのは、やはり魅力です。

戦型は知らなくても、5手詰めが難なくできて、「とにかく相手の王将近くへ、自分の攻撃の駒を集中させる」スタンスで対局し続けていたら、3級くらいまではすぐになれます。

仮に負けても、相手の良かったところや指し方を真似て、戦法の知識を高めていきます。

このくらいのレベルの方なら、序盤で差をつけられても、終盤力が高くはありませんから、詰将棋をたくさんこなしている人なら、ひっくり返すことは可能です。

その後は?

そこから先は、徐々に戦法の勉強・プロの将棋の観察などをして知識を増やしながら、詰将棋の練習を続けていけば、さらに上達していきます。

自分で勉強して指せるようになったら、ネット将棋で腕を磨く(方法3)

アプローチは方法2と一緒ですが、ネット将棋で実戦を積む方法です。

将棋道場は高くないのですが、お金もかかりますし、営業時間もあります。

一方のネット将棋なら、お金をかけずに自分の望む数だけ実戦を積むことができます。

ただ、ネット将棋特有の特徴として、「負けるとアツくなりやすい」「礼儀がなっていない人が少々いる」というところは、頭の片隅に置いておくべきかもしれません。

将棋界に関するあらゆる情報を発信していきます。

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