藤井聡太七段が八段・九段になるのはいつ? 今後のタイトル挑戦の可能性と対局予定まとめ

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史上最年少で七段昇段を決めた、藤井聡太さん。気がはやるファンは、八段・九段になるのはいつか気になります。今回は、八段・九段の要件や、今後のタイトル挑戦の可能性と対局予定をまとめました。







藤井聡太七段

七段という目前の目標をきっちり叶えた今、ファンとして次に注目するのは「八段はいつ?」と「タイトル挑戦」でしょう。

以下で、順にまとめました。

八段になるのはいつ?

昇段のルール

段位が上がることを「昇段」といいますが、昇段するには定められた要件を満たす必要があります。

これを昇段規定といいます。

現在の昇段規定では、要件を満たした時点で昇段する仕組みになっています。

八段の昇段規定

2018年5月時点での規定

「八段」は、将棋プロの段位の上から2つ目で、以下のようなルールになっています。

竜王位1期獲得
順位戦A級昇級
七段昇段後公式戦190勝

出典:日本将棋連盟

藤井聡太七段は現在C級1組で、A級になるのはどんなに早くても2021年4月です。

また「190勝」要件については、去年と同じ水準で勝ち進んでも3年以上はかかります。

つまり、今後1年以内に達成可能な要件は「竜王1期獲得」のみです。




2018年6月からの新規定

「タイトル2期」も新たに要件に加えられる旨が、2018年5月21日に報道されました。

詳しくは後述しますが、藤井聡太七段が現時点で挑戦の可能性を残しているタイトル戦は、以下の通りです。

タイトル戦 タイトルホルダー 開催時期
王座戦 中村太地 18年9月〜10月
竜王戦 羽生善治 18年10月〜12月
棋王戦 渡辺明 19年2月〜3月

元々の昇段規定でも、竜王戦に勝てば八段になれました。

今回の規定改正で何が変わったかというと、「仮に竜王を取れなくても、八段になれる可能性ができた」ことにあります。

つまり上記の表で言えば、「王座戦」「棋王戦」のタイトルを獲得できれば八段になれる道が開けたということです。

たとえ竜王戦で負けてしまっても、最短で19年3月に「藤井聡太八段」が見れるかもしれません。

もっとも、タイトルホルダーになったら、段位では呼ばれません。

「藤井聡太王座」とか「藤井聡太二冠」といった、タイトルの名称・数で呼ばれることになります。

なぜ改正された?

藤井聡太七段がどんどん昇段していくので、藤井聡太七段のためと思われがちですが、そうではありません。

現行の規定では、竜王以外タイトルを3期しても、八段に昇段しないと九段にはなれないという不都合がありました。

実際に、この問題に直面した将棋プロがいます。

史上最年少タイトル獲得記録とタイトル獲得3期を誇る、屋敷伸之九段のケースです。

藤井聡太六段が、年内に挑戦できる可能性のあるタイトル戦の一つ「王座戦」の決勝トーナメントが18年5月6日に行われました。対戦相手は屋敷伸之件ですが、「結果はどうなったのか?」の最新速報をお送りします。

屋敷伸之さんは、七段の時(1997年)に九段昇段の要件である「タイトル獲得通算3期」を達成します。

でも、八段ではなかったので、九段の昇段要件を満たしていながら、七段のままでした。

その後、2002年5月に八段の昇段要件を満たしたので、自動的に2004年4月に九段へ昇段しました。

こういった不都合は過去から指摘されてきたのと、現在議論中だったので、今回を機にというのが正確な背景だと思われます。




九段になるのはいつ?

昇段規定では、以下のようになっています。

竜王位2期獲得
名人位1期獲得
タイトル3期獲得
八段昇段後公式戦250勝

出典:日本将棋連盟

竜王2期獲得はどんなに早くても2019年12月末、名人に至っては挑戦できるのも2022年4月です。

なので、今後尋常ではない勝ち方をすれば、2019年の夏くらいには「タイトル3期」が達成可能な要件です。

でも、仮にこの条件を直近で満たしていたら、「三冠王」になっているということです。

それは、羽生善治竜王に代わる時代の覇者になっていることを意味します。

今後のタイトル挑戦の可能性

2018年6月以降に達成可能な順に、タイトル挑戦の可能性をまとめました。

王座戦

一番タイトルに近いところまで勝ち進んでいるタイトル戦で、決勝トーナメントの2回戦まで勝ち進んでいます。

2回戦の相手は5月24日に決まりますが、羽生善治竜王か叡王戦で負けた深浦康市九段です。

どちらが出て来ても、強敵であることに間違いはありません。

竜王戦

王座戦と同じく、年内タイトル獲得の可能性を残しているタイトル戦です。

特にタイトルホルダーは羽生善治竜王なので、挑戦者になれば「羽生善治vs藤井聡太」というファンが待ち望んだゴールデンカードが実現します。

挑戦者になるまではまだ遠いのですが、次の対局に勝てば「決勝トーナメント」への進出が決まります。

決勝トーナメントも強敵揃いですが、「挑戦者」の可能性が徐々に近づいてくる位置になってきます。




棋王戦

いくつかのタイトル戦では、大橋貴洸四段などに負けてしまっていて、2019年度以降のチャレンジになっています。

そんな中、2018年度中にチャレンジ可能なタイトル戦は棋王戦です。

棋王戦は、予選→挑戦者決定トーナメントの順に挑戦者を決めていく仕組みで、挑戦者決定トーナメントの準決勝からは「2敗失格システム」を採用しています。

藤井聡太七段は、予選の決勝まで勝ち進んでいるので、決勝も勝てば、挑戦者決定トーナメントへ進出することができます。

なお、藤井聡太七段のタイトル戦勝ち進み状況は、以下の関連記事でもまとめています。

負けることがニュースになる感のある藤井聡太六段なので、七段・次の対局予定がいつなのか知りたいところです。そこで今回は、今後のスケジュール・最新対局予定や、タイトル戦の勝ち残り状況を、データベース的にまとめました。

対局予定まとめ

18年5月19日の時点で公表されている藤井聡太七段の対局予定は、以下の通りです。

棋王戦予選決勝(6月1日 vs中村亮介六段)

棋王戦の挑戦者決定トーナメントへ進出するために、落とせない一戦です。

中村亮介六段のキャリア通算成績は239勝210敗(勝率.532)で、2017年度の成績は8勝15敗(勝率.348)です。

数字だけを見れば勝つ可能性が高いですが、相手も予選決勝まで勝ち上がって来ているので、油断は禁物です。

竜王戦ランキング5組決勝(6月5日 vs 石田直裕五段)

船江恒平六段との対局に勝利して七段昇段を決めた後、次に控える目標は「決勝トーナメント進出」です。

藤井聡太六段が、七段昇段をかけた対局vs船江恒平六段戦が18日に行われます。戦型・形勢はどうなっているか、最新中継と結果速報をお伝えします。

竜王戦5組には、決勝トーナメント進出の切符は1枚しか与えられていないので、年内タイトル挑戦と八段昇段のためには、きっちり勝っておきたい対局です。

対戦相手の石田直裕五段のキャリア通算成績は115勝89敗(勝率.564)で、2017年度の成績は19勝18敗(勝率.514)です。

こちらも数字だけ見れば藤井聡太七段有利ですが、しっかり気を引き締めて勝ち切ってほしいところです。

藤井聡太七段の快進撃や羽生善治竜王の永世七冠で、注目されている将棋プロ棋士。強さと凄さの「最強は誰ランキング(将棋誰が一番強い)」はどうなるのでしょうか? 今日は、A級棋士などの強さや勝率ランキングと、九段のすごさをまとめました。







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