藤井聡太ブームで、最近子供将棋教室が盛況です。将棋に馴染みのない親にとっては、こどもが将棋を始めたら、どのように接したらいいか悩ましいでしょう。そこで今回は、「将棋が伸びるこどもの親はどうするか?」「未来の藤井聡太になる」ためのアプローチの一例をまとめました。
こどもが将棋を始めたら?
対局を数多くこなそう
こどもの特徴を知る
こどもに共通する特徴として「熱中しやすく、飽きやすい」があります。
将棋への興味が一過性の可能性もありますし、長く続くこともあるでしょう。
「興味を持った対象の一つ」程度で見守リましょう、
最初はとにかく対局
将棋を強くなるにはいろんな方法がありますが、こどもは飽きやすいので大人のような「本を読んで、実戦で試してみる」というロジカルなアプローチが取りにくいでしょう。
最初の段階は、たくさん対局をこなしていくのがいいでしょう。
関連記事:【将棋初心者】終盤力の鍛え方!この本を繰り返せば強くなる!
ネット将棋よりもリアル対局をしよう
最近はネットでも対局することができますが、「人と人とのふれあいや会話」がネットではしにくいので、最初の段階ではリアル対局をしましょう。
大会に出てみよう
将棋がある程度指せるようになってきたら、大会に出てみましょう。
自分よりも強い人がたくさんいることを知るきっかけになりますし、「◯位になった!」「メダルをもらった!」ということが思わぬきっかけやモチベーションにもなります。
詰将棋を解いてみよう
興味が長続きしてきたら、詰将棋をといてみましょう。
但し、可能なかぎり簡単な問題(1手詰)から始めましょう。
大人のように長くモチベーション・集中力を保つのは難しいからです。
関連記事:【詰将棋】初心者向けおススメ本(問題集)は?簡単やさしい 1手詰?
親はどうサポートする?
見守ることがサポート
こどもに限った話ではありませんが、好きなことをするこどものスキルは、驚くほど伸びます。
将棋を通じて、「常に勝てるわけではない」「負ける悔しさ」「工夫すること」が学べるので、もし興味を持ったのなら好きなようにさせてみるのが一番です。
ゲームと違って相手のある競技のなので、「思い通りにいかない」という人生の縮図を実体験もできます。
親は口を出さないのが鉄則
物事は子供よりも大人の方がよく見えるので、少し将棋をかじった親御さんの場合は方はもちろん、つい口を挟みたくなりますが、こらえましょう。
どうしても伝えたいことがあるなら、将棋教室などの先生を通じて伝えるのが効果的です。
こどもが集まる将棋教室へ連れて行きましょう
将棋教室といっても、対象者は様々です。
大人の初心者を対象にしているものもあれば、女性を対象にしたものもあります。
やはり大人ばかりだと気圧されてしまいますし、足が遠のきかねないからです。
こども対象の大会へ
前述しましたが、大会へ参加するのはいいきっかけになります。
まだ弱くても、実力別でクラス分けをすることもありますので、入賞できる可能性もあります。
子供の実力はあまり気にせず、気楽に参加してみましょう。
本格的に取り組むならプロの先生に習うべき
プロは、どのように将棋に取り組めば実力が上がって行きやすいのかのノウハウを持っています。
我流で伸びていくには限界がありますので、将棋の本筋をプロに教わりながら取り組むのが、上達という意味では効率的でしょう。
鉄は熱いうちに打てではないですが、子供に尋常ではない能力の片鱗を感じたら、なるべく早く将棋連盟へ行って将棋プロ棋士と接点を取るのがベストです。
こどもがやりたいと思っていることが大前提
親の強制では長続きしないので、こどもが「将棋を真剣にやりたい、強くなりたい」と思っていることが重要です。
将棋プロの方で、親にやらされてプロになったという話は聞いたことがありません。
将棋教室(習い事)はどうする?
日本将棋連盟が主催している教室がおすすめ
ウェブサイトで「子供将棋教室」と検索すれば見つけることができますが、おすすめは「日本将棋連盟」が主催する教室です。
理由は、子供を指導する経験が豊富なのと、やはり将棋の総本山なので、こどもがたくさん集まるからです。
関連記事:【将棋教室】初心者向け(子ども/女性/大人)は?評判と感想も知りたい!
どんな教室(習い事)がある?
子供将棋スクール@東京将棋会館
初心者・入門者を対象にした教室で、アマチュア初段になったら卒業です。
駒の動かし方はもちろん、上達に欠かせない「終盤力」の磨き方も教えてもらえます。
場所は千駄ヶ谷にある「将棋会館」です。
子供将棋スクール@関西将棋会館
将棋会館は関西にもあります。
東京と同じ趣旨で、週末に子供将棋スクールが開催されています。
他には?
「日本将棋連盟 子供将棋教室」と検索すると情報が更新されているので、住んでいるエリアの教室があれば参加してみましょう。
こちらの記事もおすすめです