磯谷祐維も奨励会で女性初の将棋プロ棋士へ挑戦! どんな将棋を指すの?

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奨励会には、女性も何人か挑戦されています。磯谷祐維さんもその一人で、女性初の将棋プロ棋士を目指しています。今日は礒谷さんの挑戦と、どんな将棋を指すのかまとめました。女流棋士の礒谷真帆さんと名前が似ていることについても書きました。







磯谷祐維さん

アマチュア時代

磯谷祐維さんの主な成績は、中学生選抜将棋選手権大会(女子)の優勝でしょう。

中学1年生で出場した2015年は、先に奨励会入りすることになる今井絢さんに決勝で敗れたものの準優勝。

【関連記事】

今井絢 女性初の将棋プロ(四段)を目指して奨励会で挑戦中!

2016年は4位に終わりましたが、中学3年生になった2017年ではついに優勝を果たしました。

女流タイトル戦への出場

アマチュア時代は、中学生の大会の他に、女流タイトル戦にも出場されています。

将棋の世界には、男女の区別をしない「将棋プロ棋士」以外に、女性だけに門戸が開かれた「女流棋士」という制度があります。女流棋士の世界でもタイトル戦があり、優勝者には賞金・永世称号もあり、女流名人戦も同様です。今日は女流タイトルの仕組みや奨励会との関係をまとめました。

具体的にはマイナビ女子オープンと女流王座戦で、特に女流王座戦は、2017年に女流棋士を2名破って、二次予選まで進出されています。

女流棋士の里見香奈さんは女流将棋界の第一人者で、女流タイトル戦も女流名人戦をはじめ、たくさん出場されています。気になる里見香奈さんの年収・収入を、賞金と対局料を使って試算してみました。

奨励会へ入会

東海地方の研修会で腕を磨かれた後、関西奨励会へ2017年に入会されました。




奨励会での成績

4月21日の対局速報

対局結果の速報を、以下の関連記事でまとめています。

女性プロ棋士へ挑戦されている奨励会員は、西山朋佳さんが有名ですが、今回特集する磯谷祐維さんもその一人です。今日は、磯谷祐維さんの奨励会の最新結果・速報と、将棋に関する情報をまとめました。

5月3日の対局結果

対局結果の詳細は、以下の記事で速報しています。

https://shogipocket.com/yui-next-challenge/

5月19日の対局結果

以下の関連記事で、詳細をまとめています。

2017年に6級で奨励会へ入会され、現在は7級で活動されている磯谷祐維さん。最近は少し不調気味ですが、奨励会の結果やどんな将棋か気になります。勝敗の結果成績速報・将棋をまとめました。

6月9日の対局結果

直近の成績おさらい

2勝1敗&0連勝です。

直近8局を3勝5敗ペースなので、少し苦しい星勘定です。

対局結果

1勝2敗でした。

苦しい星が続いていますが、当面はとにかくまとまった連勝をして、「5連勝=6級へ昇級」を狙いたいところです。

6月23日の対局結果

3連敗してしまいました・・・。

トンネルを早く抜け出して欲しいですね。

次の対局は7月7日です。

頑張れ磯谷祐維さん!




7月7日の対局結果

2連敗してしまい、奨励会を退会されました。

残念ですが、ご活躍をお祈りしています。

将棋プロ棋士への挑戦

2017年に入会

全国中学生選抜選手権(女子)優勝・女流タイトル戦への出場などを経て、2017年に関西奨励会へ入会しました。

奨励会では小学生もいるので、中学生は若い方ではありませんが、現在は7級で活動されています。

3月に4連敗と黒星が続いて厳しい状況でしたが、その後2勝1敗と星が持ち直してきています。

2017年入会組のトップは?

関西奨励会には2017年入会組は12人いますが、トップは3級まで到達しています。

内訳は以下のとおりです。

  • 3級:2人
  • 4級:1人
  • 5級:2人
  • 6級:6人
  • 7級:1人

目下当面の課題は、「一刻も早く6級へ」になるでしょうが、ペースを乱さずに一歩ずつ進んでいってほしいと思います。

小学生から挑戦するケースが多い

藤井聡太六段や羽生善治竜王のように、中学生で将棋プロにデビューする人もいるので、必然的に入会は早いほどいいという風潮もあります。

12歳以下の奨励会員(18年3月時点)は、以下のような構成です。

関東 関西
1級 1 0
2級 3 1
3級 3 1
4級 2 1
5級 3 0
6級 2 1
合計 14 4

12歳で既に初段の一歩手前まできているのが驚きですが、関東と関西で合計18名藻の奨励会員が12歳以下というのが現実です。

小学生ではなくても奨励会入りしてプロになった人はいる

一方で、16歳になってから奨励会入りした方もいます。

有名なところだと、何と言っても藤井猛九段と丸山忠久九段でしょう。

藤井猛九段は16歳で奨励会入りして、20歳で将棋プロデビューし、竜王戦3連覇を果たしています。

丸山忠久九段も、同じく16歳で奨励会入りし、19歳で将棋プロデビューし、名人戦2連覇を果たしています。

奨励会入りは早いほどいいのは間違いないでしょうが、一方で、トッププロの中にも16歳で奨励会入りした人がいることは、何よりも励みになるでしょう。

ちなみに、女性奨励会員のトップ(三段)である西山朋佳さんは、14歳の時に奨励会入りしています。

どんな将棋を指すの?

奨励会に入会されてからの将棋は公開されていませんが、アマチュア時代は振り飛車・居飛車のどちらも指されていたようです。

棋譜を拝見しましたが、序盤早々に角道へ飛車を動かされたりするなど、どちらかというと定跡型ではない力将棋系も指しこなされるようです。

ご自分の(将棋の)腕力に自信があるのでしょう、女流王座戦のインタビューでも以下のようにコメントされています。

あまり定跡を知らないので、変なことやったのではないかなと。金を寄ったり、玉を上がったりして手損したなあって感じました。

出典:日本将棋連盟女流王座戦中継ブログ

将棋の大会のインタビューで、堂々と「自分は定跡をあまり知らない」と言えるところが、なんとも微笑ましいなと思います。

ただ、奨励会ではそのままでは厳しいでしょうから、持ち前の腕力に緻密な定跡の知識もミックスして、勝ち上がっていってほしいと思います。




礒谷真帆さんと姉妹?

女流棋士の礒谷真帆さんと、名前がよく似ているので、「え、姉妹?」って思いますよね。

答えは、全くの他人です。

漢字をよく見るとわかりますよ。

まず、今回の記事の磯谷祐維さんは

谷祐維

です。

一方の礒谷真帆さんは

谷真帆

です。

似てるけど、違いますね。

磯谷祐維さんの特集記事

磯谷祐維さんに関する記事は、【磯谷祐維の関連記事】でまとめています。



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