今井絢 女性初の将棋プロ(四段)を目指して奨励会で挑戦中!

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将棋プロへ挑戦している女性の奨励会員が、ついに三段(里見香奈・西山朋佳)まで到達していますが、二人に続く奨励会員は他にもいます。そこで今日は、同じく四段を目指して挑戦中の今井絢さんを取り上げました(最新更新:19年5月22日)









今井絢さんの挑戦

奨励会の仕組みを簡単に

当ブログでも何度か取り上げていますが、将棋の世界には女性にのみ門戸が開かれている「女流棋士」と、男女の区別なく門戸が開かれている「棋士」(当ブログでは「将棋プロ」とします)の制度があります。

このうち、里見さん・西山さんの挑戦で話題になっているのは「棋士(将棋プロ)」の方で、将棋プロになるには、養成機関である「奨励会」へ入会しないといけません。

https://shogipocket.com/women-challenge-for-shogi-professional/

奨励会は、原則6級で入会して三段まで昇段し、全ての三段が集う「三段リーグ」の上位2名に入れば、将棋プロ(=四段)になれます。

藤井聡太五段や、里見香奈三段の挑戦で注目を集めている「三段リーグ」。プロ棋士四段になるための最後にして最高の難関は、一方で厳しい年齢制限もあり、無念の涙をのんだ人たちもたくさんいます。そんな「三段リーグ」の仕組みにフォーカスを当て、どうしたらプロ棋士四段になれるのか、どれくらい厳しいのかをまとめました。

奨励会は、東京と大阪にあって、前者を「関東奨励会」、後者を「関西奨励会」といいます。




現在は5級

2016年に関西奨励会へ入会し、現在は5級です。

17年12月から18年2月にかけては苦戦されていましたが、最近8局は5勝3敗と白星が先行し始めています。

その後、18年6月に4級へ昇級しました。

師匠は、藤井聡太六段の師匠として有名な杉本昌隆七段です。

女性奨励会員として活動を続けている、今井絢さん。 奨励会の速報が気になるところです。今日は、今井絢奨励会員の結果と将棋・棋譜の情報をまとめました(最新更新18年12月4日)。

女流タイトル戦

2つの女流タイトル戦に出場

奨励会員も女流タイトル戦はエントリーできるのですが、各女流タイトル戦の出場者を見る限り、奨励会員になってからは出場していないようです。

ただ、アマチュア時代(=奨励会員になる前)は、以下の2つの女流タイトル戦に出場されていました。

  • マイナビ女子オープン(2014年〜2016年)
  • 女流王座戦(2014年〜2016年)

将棋の世界には、男女の区別をしない「将棋プロ棋士」以外に、女性だけに門戸が開かれた「女流棋士」という制度があります。女流棋士の世界でもタイトル戦があり、優勝者には賞金・永世称号もあり、女流名人戦も同様です。今日は女流タイトルの仕組みや奨励会との関係をまとめました。

マイナビ女子オープン

3回の出場成績は以下のとおりで、特筆すべきはアマチュアであるにもかかわらず本戦へ出場したことがあるという点です。

  • 2016年:予選1回戦敗退
  • 2015年:予選通過、本戦1回戦敗退
  • 2014年:予選2回戦敗退

女流王座戦

3回の出場成績は以下のとおりですが、最後の2016年は二次予選へ進出されています。

  • 2016年:二次予選敗退
  • 2015年:一次予選決勝敗退
  • 2014年:一次予選決勝敗退




女性で初めての将棋プロ(四段)を目指している道は?

女性トップは三段へ到達

これまで何度か当ブログで特集しましたが、現役女性奨励会員の段位のトップは西山朋佳三段で、現在三段リーグに挑戦中です。

三段リーグで女性初のプロ棋士(四段)へ挑戦を続ける西山朋佳三段は、男性棋士との公式戦でも好成績を残されています。そこで今回は、西山朋佳三段の男性棋士との対局結果や対戦成績を、最新結果速報とともにまとめました。

里見香奈さんや西山朋佳さんで注目されている女性将棋プロ棋士の挑戦ですが、まだ女性将棋プロがいないのはなぜでしょうか? 男性よりも弱い理由はあるのでしょうか? 筆者は、「女性は弱くない」と思っているので、今日はこの点を考えてみました。

厳しい奨励会の中で、最大の難関である三段リーグですが、年齢制限(26歳)まではまだ時間があるので、是非とも実現してほしいところです。

ちなみに西山朋佳三段は、2010年3月に入会し、5年9ヶ月で三段へ到達しています。

今井絢さんの昇段スピードは?

2016年に奨励会へ入会しているので、まだ1年と少しで5級です。

西山朋佳三段の具体的な昇段スピードは把握できていませんが、まだ大きく遅れはとっていないものと思います。

ただ、2016年に関西奨励会へ入会した同期入会組のトップは2級まで到達(9人中8番目、退会者の有無はカウント対象外)しています。

ご本人的には、ここら辺で昇段気流に乗りたいと思われていることでしょう。

年齢制限は「満21歳の誕生日までに初段」なので、当面はそこを目指すことになります。

一方で、藤井聡太六段のように怒涛の勢いで昇段していく人もいれば、年齢制限ギリギリで昇段する人もいます。

成長の速度は人それぞれなので、あたたかく見守っていきたいと思います。




18年5月3日の速報

2018年5月3日に行われた奨励会の速報を、以下の関連記事で紹介しています。

奨励会は概ね月に2回開催されるのですが、将棋プロ棋士を目指す奨励会員の中には女性もいます。今井絢さんもその一人で、結果や成績は気になるところです。今回は、今井絢さんの奨励会の最新情報をお伝えします(18年12月4日追記)。

18年5月19日の速報

以下の関連記事でまとめています。

2016年に入会後、現在は5級の今井絢さん。その後も白星がたまり始め、昇級が視野に入りつつあります。今日は、18年5月19日に行われた奨励会の勝敗速報と成績・結果をまとめました(18年12月4日更新)。

18年6月9日の速報

前回の成績のおさらい

いいとこどりで、11勝7敗、10勝6敗、8勝5敗、6勝3敗になっています。

対局結果

2勝1敗でした。

この結果、昇段規定に照らすと、以下のようになります。

昇段規定 現在の成績 必要な成績
9勝3敗 7勝3敗 2連勝
13勝5敗 8勝4敗 5勝1敗

いよいよ昇級の目が出てきたので、次回の対局は大注目です。




18年6月23日の速報

3局対局して2連勝で、4級へ昇級を果たしました!

昇級後の対局は負けてしまいましたが、しっかりチャンスをいかしました!

おめでとうございます!

次の対局は、7月7日に予定されています。

18年7月7日の対局結果

3局消化し、2勝1敗(0連勝)でした。

昇級はまだ先ですが、勝ち越しペース/連勝で昇級の目を作ってほしいですね。

18年8月3日の対局結果

壁に当たってしまっているようで、7月後半の対局と8月3日の対局の合計6局の成績は1勝5敗になっています。

1級までは6連勝で上の級へ上がることができるので、早く不調を脱してほしいですね。

18年8月17日の対局結果

不調が続いているようで、3連敗してしまいました。

これで直近7連敗となってしまい、降級点を取ってしまいました。

降級点を2度取ると下の級へ落ちてしまうので、早く白星基調へ戻してほしいものです。

がんばれ〜!




18年9月8日の速報

対局は3局行われ、○××の順で1勝2敗でした。

直近12局を2勝10敗と絶不調ベースで、4級の壁に当たっている感じです。

ここが踏ん張りどころ、がんばれー今井絢さん!

18年9月22日の速報

この日も対局は3局行われ、×○○の順で2勝1敗でした。

ようやく底を打ったようで、上り調子になりはじめています。

ここから連勝の流れへ持っていってほしいですね!

18年10月12日の速報

残念ながら、再び3連敗してしまいました。

壁に当たっている感が続いていますが、地力を蓄えて、再び勝ち越し基調へ持っていってほしいですね。

18年10月20日と11月3日の速報

2回続けて1勝2敗で、合計2勝4敗になりました。

苦しい時期が続いていますが、何とか頑張って欲しいです。

18年11月17日と12月2日の速報

残念ながら2日とも3連敗で、合計7連敗になってしまいました。

このあと3連敗してしまうと、5級へ降級になってしまいますので、何とか踏ん張って欲しいです・・・。




18年12月24日の速報

2連敗してしまい、降級へ徳俵に足がかかったところを持ちこたえて勝利!

ようやく連敗が止まりました。

さぁ、ここから巻き返しだ!

19年2月6日までの速報

残念ながら5級へ降級してしまいました。

その後も3勝5敗でなかなか白星先行モードへ入ることができません💦

4月7日までの速報

19年5月22日までの速報

将棋プロへ挑戦している女性の奨励会員が、ついに三段(里見香奈・西山朋佳)まで到達していますが、二人に続く奨励会員は他にもいます。そこで今日は、同じく四段を目指して挑戦中の今井絢さんを取り上げました(最新更新:19年5月22日)。

今井絢さんの他の記事は?

今井絢さんを特集した記事は、【今井絢関連記事一覧】で読むことができます。








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