西山朋佳の男性棋士との対局結果や対戦成績!最新結果速報もまとめた

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三段リーグで女性初のプロ棋士(四段)へ挑戦を続ける西山朋佳三段は、男性棋士との公式戦でも好成績を残されています。そこで今回は、西山朋佳三段の男性棋士との対局結果や対戦成績を、最新結果速報とともにまとめました。

西山朋佳の男性棋士との対局結果や対戦成績!最新結果速報もまとめた

男性棋士との対戦成績

直近2年の男性棋士との対戦成績を見ると、あらためて西山朋佳三段の強さが浮き彫りになります。

特に20年度はステップアップした感があり、C級1組の男性棋士に対して負けなしの成績を残されています。

対局数が19年度よりも増えたのに成績がさらに伸びているのは、少なくともC級1組平均から上位の実力は既に持たれていることを顕著に示しています。

男性棋士との対戦で勝ち進むと、トッププロ棋士やB級1組・2組の棋士と当たる数も増えていきます。

勝つのはかなり難易度が高いですが、ここを突破できるようになれば、四段昇段を軽々と実現してしまいそうな水準へ到達します。

西山朋佳三段がプロ四段になるには? 三段リーグ以外の方法

プロ棋士(四段)になるには、三段リーグを突破するのが原則です。

但し例外があって、アマチュアや女流棋士は①受験資格を満たし②棋士編入試験で3勝以上をあげれば、プロ棋士(フリークラス編入)が認められています。

これまで、「じゃぁ奨励会員はどうなるの?」という疑問があり、規定の盲点になっていました。

そんな中で21年に規定が整備されて、奨励会員へ次点1付与制度が改定されました。

従来は、次点1付与の対象が新人王戦の優勝のみでしたが、大きく拡大されています。

西山朋佳三段が、公式戦で抜群の成績を残された流れを受けた(ように見える)制度改定なので、「西山ルール」とよんでいいかも知れませんね。

一方で、「降級点取ったらNG」「残りの次点1は三段リーグで」という制限も設けられていて、三段リーグをおざなりにされても困るという発想が見えます。

21年3月28日の時点で、三段リーグでの次点1を持っているのは、西山朋佳三段と三田敏弘三段のお二人です。

三段が出場できる公式戦は

男性の三段が出場できるのは、竜王戦・新人王戦・加古川青流戦の3つです。

一方で、西山朋佳三段クラスの実力を持つ女性なら、女流タイトル戦へ出場してタイトルを獲得すれば、実質的に女流棋士枠のある公式戦へ出場が可能です。

つまり、西山朋佳三段クラスの実力を持つ三段が男性なのか女性なのかで、出場できる公式戦に差が生じてしまっています。

もともと公式戦の女流棋士枠は、女流棋士の活性化を目的とされた仕組みだと思います。

ですが、西山朋佳三段のようなC級1組の上位に来るほどの実力を持った女性が現れるのを想定していない規定でもあります。

奨励会員の大半を男性が占める現実と(=機会の平等)、女性が活躍できる場を作りたいという目標を両立させるには、他の公式戦で三段枠を増やすのがベストだと思います。

 (今後も随時更新予定です)

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