8つある将棋タイトルの一つ「王座戦」は、藤井聡太六段が1年以内にタイトルを取る可能性を残している1つです。そこで、王座戦の優勝賞金と対局料はいくらなのか、藤井聡太六段が取ったら年収がどうなるかを試算しました。
当記事の内容は、試算であることを含みおき下さい。
目次
王座戦
羽生善治王座のホームグラウンド
王座戦は、1983年にタイトル戦へ昇格しました。
まだタイトル戦になってから30年弱しか経っていないのですが、そのうち王座を3期以上獲得した人が、たった2人しかいないのです。
その二人とは、羽生善治王座と中原誠王座です。
「30年もあるのになぜ2人?」と思ってしまいますが、それは羽生善治王座の存在が非常に大きいです。
前置きが長くなりましたが、34年のうち、羽生善治さんが王座についていたのはなんと24年!
その間には、19連覇という将棋界最高記録と、連覇が途切れた後の5連覇があります。
王座戦五番勝負の連続出場記録26年は現在継続中で、藤井聡太六段がストップさせることができるか注目です。
挑戦者を決める仕組みは?
詳しくは以下の関連記事で解説していますが、一次予選→二次予選→挑戦者決定トーナメントという流れを経て、挑戦者を決めます。
優勝賞金
賞金は公表されていないのですが、各種報道や将棋に関する書籍などで、500万円と言われています。
対局料
対局料も、同じく公開されていません。
竜王戦や名人戦で言われるような、特別な対局料も見聞きしないので、五番勝負用の対局料が設定されている可能性は低いと思われます。
藤井聡太がタイトル取ったら年収どうなるか試算
賞金と対局料の根拠は?
賞金も対局料も公表はされていないので、冒頭で紹介した関連記事の考え方を参考に、試算してみました。
賞金
前述の通り、500万円です。
対局料
藤井聡太六段は一次予選からの出場なのと、現在六段です。
「六段のまま」タイトルを獲得&五番勝負が第5局で決着したと仮定した場合の、対局料は以下の通りです。
一次予選:4局 × 40万円 = 160万円
二次予選:2局 × 40万円 = 80万円
挑戦者決定トーナメント:4局 × 40万円 = 160万円
五番勝負:5局 × 40万円 = 200万円
以上より、600万円になります。
年収
賞金が500万円で、対局料が600万円なので、合計は1,100万円です。
竜王戦に比べると安いですが、十分凄い金額です。
高校1年生が稼ぐ年収ではありませんね。
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