里見香奈三段が奨励会退会で今後は? プロ公式戦とプロ編入試験で女性棋士へ!

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里見香奈三段が7勝11敗で最後の三段リーグを終え、奨励会を退会しました。今後のことをまだ具体的には語られていませんが、女性棋士の道は諦めないのではないでしょうか。そこで今回は、残された選択肢の一つ「プロ公式戦を経てプロ編入試験」の道を解説しました。

里見香奈三段の奨励会退会

年齢制限

将棋プロになるための養成機関である「奨励会」には、級段位別に年齢制限が定められています。

その年齢に達したタイミングで所定の状況になっていないと、奨励会を退会しないといけないのです。

里見さんが所属していた三段リーグでも、「満26歳の時点で迎えている三段リーグ終了まで」という制限があり、今回の三段リーグが最後だったのです。

三段リーグの成績

星の並びでいうと、以下の通りです。

 1 2 3 4  5 6 7  8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
× × × × × × × × × × ×

白星がなかなか連続しない厳しい状況でしたが、途中の5戦(8-12戦)で4勝と白星が並び始めました。

この時点ではトップの背中が決して遠くない状況でしたが、13-14局目を連敗してしまい、四段昇段の可能性が断たれてしまいました。

三段リーグ残留のためには勝ち越しが必要でしたが、その後気落ちしてしまったのか、6連敗(13-18戦)で終えることになってしまいました。

今後の女性棋士への挑戦

諦めないはず

今後のことについてまだ具体的なことは語られていませんが、昨日以下のようなコメントは出されています。

今は何も申し上げられません。これからのことはゆっくり考えたい

出典:読売新聞

一方で過去から繰り返し、「将棋プロ棋士」への思いを以下のように語られています。

「子どものころライバルだった男の子はみんな奨励会に入った。自分も挑戦したい」

「悔いを残したくない。若いうちに苦しい経験をしておきたい。今がその時期だと思うんです」

出典:朝日新聞

何と言ってもキーワードは「悔いを残したくない」の一言でしょう。

この発言と・過去の発言を見聞きする限りでは、「奨励会退会」という事実は、里見さんの思いを断念させるインパクトはないと推察しています。

他の女性は?

里見さんが奨励会を去ることになりましたが、把握できる限り他にも3名の女性(西山朋佳三段、加藤桃子初段、中七海1級)がいます。

3名の方の挑戦については以下の関連記事で解説していますので、参考にして下さい。

関連記事:【西山朋佳】初の女性棋士の可能性は?誰が将棋プロ棋士になるか?

関連記事:加藤桃子初段と中七海1級 初の女性棋士・将棋プロを目指すのは他に誰?

プロ編入試験とプロ公式戦

プロ公式戦の成績(受験資格)

奨励会を年齢制限で退会した人に残された将棋プロになる道は、以下の2つが整備されています。

  • プロ編入試験
  • 三段リーグ編入試験

意味は字の通りですが、「プロ編入試験」は将棋プロと対局して、勝ち越したら将棋プロ(四段、但しフリークラス)になれるという制度で、三段リーグ編入試験は、合格すれば三段リーグに編入できる制度です。

関連記事:【里見香奈 奨励会退会】四段の道は?三段リーグ編入試験とプロ編入試験がある!

プロ編入試験は誰でも受けられるわけではなく、アマチュアの大会や女流棋士のタイトル戦を経由してプロの公式戦に出場し、そこで所定の成績を収めることで初めて「受験資格」がもらえます。

奨励会退会後、女流棋士としての活動を本格化させた里見香奈さん。ファンとしてはプロ編入試験の可能性など、今後のスケジュールが気になるところです。プロ編入試験の受験要件に「公式戦の成績(男性プロ棋士)」があるので、18年5月14日に行われた公式戦の結果を速報します。

プロ編入試験

直近で将棋プロになった5名の四段と対局して、勝ち越せば合格です。

5名は原則いずれも三段リーグを突破してきた方達なので、決して楽な道ではありませんし、合格しても10年以内に所定の成績をおさめないと引退しないといけません(フリークラスなので)。

試験官はもちろんプロ編入試験の方が厳しいですが、一方の三段リーグ編入試験は合格しても「三段」になれるだけなので、プロ編入試験とは合格後の道が違います。

なお、プロ編入試験の詳細は、前述の関連記事を参照して下さい。

里見さんの実力は?

試験の難易度以前に肝心なのは、里見さんの実力です。

三段リーグではいい成績をおさめられませんでしたが、一方で今回将棋プロ(四段)への切符をつかんだ長谷部三段に、里見さんは勝利していることも忘れてはいけません。

つまり、四段へ昇段した人も含めて三段同士の実力は、それだけ拮抗しているということです。

プロ編入試験へ臨んでも、十分合格の可能性はあると言えるでしょう。

関連記事:三段リーグの結果はどうなった・将棋プロになるのは誰?里見香奈・西山朋佳は?

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